2020年11月にスタートした「松本 隆 作詞活動50周年記念オフィシャル・プロジェクト」。スタートと同時に開局がアナウンスされた「風街ちゃんねる」は、松本隆の詞に魅了されたゲストを各界から招き、松本隆と共に50年の歴史を、ほぼ台本なしで“ゆるくマニアックに”振り返っていくトーク形式のWEB配信番組となっている。
7⽉24⽇(⼟)20:00より「風街ちゃんねる」第5回の放送が開始される。
第5回のテーマは「言葉とサウンド〜松田聖子から寺尾聰、ナイアガラ・サウンドまで」。ゲストは、数多くの松本作品にアレンジャー、ミュージシャンとして関わってきた井上鑑と、松本作品の大ファンであり、松本隆から「綺麗ア・ラ・モード」や「心のアンテナ」といった作品提供を受けている中川翔子の二人。松本隆の詞と、井上艦をはじめとするアレンジャーやミュージシャンのサウンドが、どのように溶け合って、歴史に残る作品が生まれたのか・・・? いよいよ作詞家・松本隆のメインストリームが語られる。
「風街ちゃんねる」第5回トレーラー動画が到着!
第5回の番組内容より一部抜粋
寺尾聰「ルビーの指環」のタイトルについて
日本には宝石の歌が全然ない、なぜなら「贅沢品をタイトルにすると売れない」と言われていたからだ。松本は「バブルの少し前だし、普通の人達も贅沢なことをしているので、そんなことはないのでは」と思い、タイトルに“ルビー”をつけた。“宝石は歌謡曲のタイトルにならない”という定説をひっくり返した。
松田聖子「マイアミ午前5時」。当初はマイアミではなく湘南だった
「マイアミ午前5時」の当初のタイトルは、マイアミではなく湘南だった。歌が暗くなりイメージ通りではなかったため、松本は、タイトルが原因だと思い湘南をマイアミに変更した。書き直した詞で、もう一回歌い直してもらった所、楽曲が「パーンと明るく弾けた」という。
大滝詠一「A LONG VACATION」制作のきっかけ
はっぴいえんど 解散後、大滝詠一は松本に歌詞制作を依頼する。はっぴいえんど の様な詞を2曲書いたがイメージと違う。大滝は「ロンバケ」のイラストブックを持ってきて、「このイメージでやろう」と言った。イラストは、プールサイドなどリゾートが描かれており、松本のやりたい事と重なり、ここからアルバム制作が始まった。
「風街ちゃんねる」第5回(1時間27分)は、ただいまチケットぴあにて視聴券販売中。
アーカイブ配信は8月20日(金)23:59まで