編集部:CHiCOさん、人生で初めて立ったステージについて教えてください。
中学校の体育館ですね。合唱コンクールの中に有志のコーナーがあって。合唱の合間や終わりにみんなで催し物をする時間があったんです。そこで、同じ学年の子たちと初めてバンドを組みました。私はヴォーカルで、人前で初めて歌った曲が「けいおん!」の「Don't say "lazy"」でした。当時はまだ世間知らずなちびっ子だったので、不安もなく、ただ『私の歌を聴け!』っていう気持ちで歌って。クラスにはHYさんの「366日」を歌っていた、みんながホッとするようなマドンナ的存在がいたので、その子には絶対に負けないっていう思いで、堂々とアニソンを歌っていた記憶があります。
──チコハニとしては?
渋谷WWWで開催されたChelsyさん主催の<恋する私はキューピッド>っていうイベントです。2014年の冬かな。アニメ『アオハライド』つながりで出させていただきました。その時のリハーサルで今のバンドメンバーと初めて会ったんですけど、当時は『怖いお兄さんたち』っていう印象でした(笑)。初めてステージに立ったときは、本当にガチガチに緊張して、足も震えて。永遠にオイオイ言ってるような、ゴリ押しの煽りしかできず……。でも、学生の頃に仲がよかった友達とか先輩も見にきてくれて、おめでとうってお花をもらったりとか。『アオハライド』っていう作品に出会えたことも嬉しかったですし、呼んでくれたChelsyのみんなにも、改めて感謝したいなって思えるライブでした。
──2016年1月の初ワンマンが同じく渋谷WWWでした。
Chelsyさんたちもライブを見にきてくれてました。緊張していたのか、あんまり覚えてなくて(笑)。でも、『世界は恋に落ちている』を歌う前、キーボードのcakeさんがいい音色を弾いてるとき、ボロボロ泣きながらMCをしていた記憶だけは鮮明にあります。まだ、『不安不安』って言ってた時期ですけど。でも、そこからずっと応援してくださっているファンの方もいるので本当に嬉しいです。とてもいい経験ができたなと思うし、初のステージと初のワンマンがWWWでよかったなって思います。
編集部:CHiCOさん、キラキラ輝く青春時代のエピソード&チコハニとしての初々しいお話を聞かせてくださって、ありがとうございました!