「初めて行ったライブは？」～KAMIJO(Versailles)編～

Versailles、ヴォーカル・KAMIJOの初めて行ったライブは？

編集部：KAMIJOさん、初めて行ったライブを教えてください！

「ポール・モーリア」

たしか、母に連れていってもらったポール・モーリアのコンサートです。
それが一番最初だったと思います。
神奈川県民ホールだったと思うんですが、「音量、小さいな。コンサートってこんなものなのか」と思いました（微笑）。
クラシックだったからだと思うんですけど。
「もっとも盛り上がってほしいな」と思った記憶があります。

その当時は自分自身も音楽はやっていなかったし、やろうとも思っていなかったので、ポール・モーリアの音楽をただただ肌で感じていただけなんですけど。
なぜか、音量が小さいなと感じたんですよね。
ですからきっと、ロックをやるべきだったんでしょうね（微笑）。

我が家は祖父がバイオリンを弾いていて、祖母がピアノの先生、母はエレクトーンの先生をやってたんですよ。
母方の一家は音楽一家で、それもあって家では小さい頃からポール・モーリアやリチャード・クレイダーマン、クラシックがながれていたんですね。
それが、後々僕の音楽に多大なる影響を与えてるんですけど。
当時の僕は『ドラゴンクエスト』を少しエレクトーンで弾いていたぐらいで（微笑）、別にクラシックの勉強をしていたというのは全然ないんです。

ポール・モーリアはイージーリスニングの第一人者で、映画音楽やクラシックの楽曲をいかにポピュラーに聴かせるかということをやった人でもあるんですが、オーケストラにドラムを入れた第一人者でもあるんですよ。
そこはすごく僕の音楽に直結してますね。
僕にとって、自分が聴いてきたポール・モーリアの音楽が、自分が生み出す音楽に影響を与えてたというのは、音楽をやりだして1年ぐらい経ってから初めて気がつきました。

幼い頃からごく自然に音楽と触れ合っておられたのですね！
ポール・モーリアの、憂いを秘めた優雅なメロディーはKAMIJOさんにピッタリだと思いました！
KAMIJOさん、ありがとうございました。