編集部:田島さん、初めてご覧になったライブの思い出を教えてください!
初めて観たのはザ・ナックで、でも初めてチケットを買ったのはポール・マッカートニーです。中学一年のときに神戸に住んでたんですけど、大阪のプレイガイドに発売日の前日から並びに行ったら、すでに長蛇の列ができてて、しかもみんなギターを持ってて、ポールの曲をその場で歌ってるんですよ。とんでもない状況でした(笑)。ただ、チケットは買えたんですけど、ご存知のように大麻所持で捕まって、羽田から強制送還され、そのチケットはパー。その払い戻しのお金で、ザ・ナックを観に行ったんです。
でも、一番ショックだったのはその半年後に観に行ったポリスですね。人生初ライブはそっちにしたい。ものすごいショックで、あれを見てミュージシャンになりたいと思ったんです。2回目の来日だったんですけど、初来日があまりに大好評で、またすぐに来て、会場は大阪フェスティバルホール。3枚目の『Zenyatta Mondatta』を出した直後で、一曲目が“Voices Inside My Head”だったんですけど、真っ暗なステージの中、レコードの音が流れ出すんです。で、いつの間にかメンバーが位置について、だんだん生の音にすり替わっていく。異様に盛り上がって、レコードにない展開になり、1曲目からコール&レスポンスですよ。一緒に行った友達と狂ったように盛り上がりました。
3人なんですけど、とても3人とは思えない、超絶上手いわけです。レコードとは全然違って、足でシンセを弾いたり、ディレイとかもメンバー自身でかけてて、3人の作るダブがとんでもない。10分くらいの曲もあって、インプロビゼーションもすごい。超絶かっこよかった!
編集部:ポリスのライブが、田島さんがミュージシャンを目指すきっかけになったんですね。
すべての音楽ファンが“ポリスに感謝”していると思います!
田島さん、貴重なエピソードをありがとうございました!
すべての音楽ファンが“ポリスに感謝”していると思います!
田島さん、貴重なエピソードをありがとうございました!