4月19日(火)に麹町の日本テレビ麹町ビルにて『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』のキャスト発表会が行われた。
『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」は、シリーズ累計6,600万本以上を出荷している国民的人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズを元にしたアリーナショー。大きな空間を使うからこそ実現した大掛かりな演出に、観客参加型のライブ性が加わり、まるで『ドラゴンクエスト』の世界に入ったかのような感覚で楽しめる超大型エンターテイメントとなるようだ。
今回の記者発表は、主人公である「勇者」役のお披露目が目的だが、最初にステージ上に現れたのは3人の主要キャストたち。「パーティーが集まり、遂にゾーマを倒しに行くんだなという実感が湧いてきた」と語るジャニーズの風間俊介が演じるのは『ドラゴンクエストVI 幻の大地』のキャラクター”孤高の剣士”テリー。次いで登場したのは『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』のキャラクター”最強を夢見るお姫様”アリーナ役の中川翔子だ。熱心なゲームファンとして知られる中川は「こんなにワクワクする事はない。この夏、皆さんと一緒に伝説を作るかと思うと武者震いする。命を賭けて挑みたい」と語った。そして大きな荷物を背負ってラストに登場したのが、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』に登場し、スピンアウト作品『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』では主役にステップアップした人気キャラクター・トルネコ役を務める芋洗坂係長だ。トルネコそのままと表現する他ない巨体を誇る芋洗坂は「48年間、このために役作りをしてきた」とコメントし、会場の笑いを誘っていた。
3人の主要キャストたちが見守る中、オーディションでおよそ700人の中から選出された舞台上に現れた勇者役は、エンターテイメント集団「Shya 7(シャナナ)」所属の松浦司(まつうらつかさ)。本公演のベースとなった『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の主人公を思わせる凛々しく意志の強そうな目が印象的なイケメンだ。起用の決め手となったのは、舞台やダンスイベントなど様々なイベントやテーマパークのショーへの出演で培ってきた身体能力、そして「見ていると自分のことのように応援したくなってくる(プロデューサー・依田謙一氏)」「遠くから見ても勇者だと感じられる(演出・金谷かほり氏)」という「選ばれし勇者」としてのオーラを持っていた事にあるようだ。
松浦のお披露目後に、テリーを演じる上での意気込みを尋ねられた風間は「例えば”はやぶさ斬り”は、ゲームだと2回攻撃するということしか分からない。これまでゲームをしながら考えてきたことを全て使って表現したい」と熱く語り、客席にいた『ドラゴンクエスト』シリーズの生みの親であるゲームデザイナーの堀井雄二を微笑ませた。一方、シリーズ最強の女の子・アリーナを演じる中川が力を入れているのは、やはりアクションの稽古のようだ。「回し蹴りが快感で仕方ない。」と語る中川は「限られた時間を全てトレーニングにつぎ込みたい」と語り、会見終了後のフォトセッションでも華麗なハイキックを披露してくれた。それぞれテンション高く意気込みを語る出演者たちを尻目に、トルネコ役に挑む芋洗坂は「とにかく痩せない様に気をつけていきたい」とマイペースなコメント。お笑い芸人らしく会見のオチを担当し、パーティーに貢献していた。
そんな『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』は、7/22スタート。さいたまスーパーアリーナを皮切りに、およそ一か月をかけて全国5カ所のアリーナにて全40公演を行う。チケットの一般発売は4/23に開始される。