さいたまスーパーアリーナにて毎年GWに開催するロックフェスティバル「VIVA LA ROCK」が、9回目の開催となる「VIVA LA ROCK 2022」の開催日程を発表。2022年は4月30日(土)、5月1日(日)、3日(火・祝)、4日(水・祝)の4日間開催となる。
開催発表と同時にまず、埼玉県在住者を対象にした割引チケット「埼玉県限定超先行チケット」の販売が開始。4日通し券と2日券各種での販売となるが、いずれも埼玉県限定超先行ならではのお得な価格設定のため、埼玉県在住の音楽ファン、フェス・ファンの皆さんはぜひチェックしてほしい。なお、2022年も小学生以下のキッズは保護者同伴の下、1保護者につき1名入場無料。
出演アーティスト発表は追って行われるが、ひとまず先に、VIVA LA ROCKだけのスペシャルバンド「VIVA LA J-ROCK ANTHEMS」の出演を発表。亀田誠治 / 加藤隆志(東京スカパラダイスオーケストラ) / ピエール中野(凛として時雨) / 伊澤一葉によるバンドが、様々なゲストヴォーカルを迎えて日本のロックアンセムを披露するスペシャルライブ、2022年はどんな名演を生むのか期待が高まる。
さらに、2022年の本格的なライヴハウス・シーン復活を願い、VIVA LA ROCKとライヴハウス・サーキットフェスTOKYO CALLINGによるコラボ・ライヴハウスツアー「ビバラ コーリング!」の開催が決定。小林私、日食なつこ、Hakubi、黒子首という気鋭アーティスト4組を迎え、2022年の年明けから東名阪3箇所のCLUB QUATTROにて開催されることが発表された。こちらも本日からチケットの先行販売がスタートしている。
なお、本日11月16日(火)22時からはVIVA LA ROCK 公式Instagramにて、VIVA LA ROCKプロデューサー・鹿野淳とMUSICA 編集長・有泉智子によるインスタライブが行われる。2022年の開催にあたっての様々な話やユーザーの疑問に答えていく予定だ。ぜひ今夜はVIVA LA ROCK 公式Instagramをチェックしてみてほしい。
VIVA LA ROCK 2022の開催を宣言します。
開催日は来る2022年4月30日、5月1日、3日、4日の4日間です。前回の5日間開催から、4日間開催へと戻します。日程がゴールデンウィークの中で少しだけ早くしました。いろいろなことを考えた上での試みです。
後述する通り、ステージ数含め、まだ不確定事項は数多くございます。けれど、まずは来年も「ビバラらしいフェスを」開催するという意志と具体的な日程をお知らせしたいと思い、このタイミングでの告知に踏み切りました。その「ビバラらしいフェスを来年も」という気持ちの大きな表れとして、このフェスだけで一年に一度ライヴを行うスペシャルバンド「VIVA LA J-ROCK ANTHEMS」の出演発表を敢えて行います。来年もアンセムズによるハイレベルな日本のロックの再定義を、デッカいスタジアムアリーナに響かせます。その景色を想像しながら年越しを、そして春を迎えてください。
また、2022年こそはライヴハウスが活性化し、再び未来のロックキッズがたくさん生まれることを願い、年始と同時にVIVA LA ROCKとライヴハウス・サーキットフェス「TOKYO CALLING」のコラボレートによる、東名阪ライヴハウス対バンツアー「ビバラ コーリング!」を開催します! 名古屋、大阪、東京の皆さん、本格的なライヴハウス・シーンの再会を願い、ライヴハウスで一緒に、ルールを守りながら遊びませんか? 可能性だらけの最高の注目アーティストが参加してくれます。
さらに。3年ぶりとなる、埼玉県内在住者限定の「埼玉超先行チケット」の販売を開始します! 不確定事項がある中ではありますが、埼玉県の音楽ファン、フェスフリークの皆さん、今回も一緒に新しいビバラの狼煙上げをよろしくお願いします!!!
9度目のビバラの開催に関するお話に戻ります。2022年のゴールデンウィークの日程によるものではありますが、今回、「中日」があり、5月2日はお休みです。この日にさいたまスーパーアリーナ内で何か面白いことをやろうと笑顔で話し合い始めていますが、とにかく次回のビバラは2日開催して、1日休んで、また2日開催するという変則的な4日間開催になります。
2回前の2020年はオンラインでの開催、そして前回にあたる今年2021年の春は、極端とも言える徹底的な感染対策を実施しながらの特別な開催となりました。次回のビバラはどうなるのか? 残念ながら、開催まで半年弱ある今の時点では、まだほとんどのことが決められません。なので、現時点ではこれで行くぞという確定形ではなく2パターン、3パターンのシミュレーションを組みながら、結果的にどんな状況になっても万全の状態で皆さんをお迎えして開催できるよう、準備を進めています。
ちなみに、今までの通常開催では4つのステージを設営してきましたが、今年のコロナ禍での開催では3ステージにとどまりました。2022年は3ステージは最低限使用したいと思っていますが、今までの4ステージまで辿り着けるかどうかは、今は確約できません。
ただ、目指すべき場所ははっきりと定めたいと思っています。
去年と今年は関わる人達すべてが、絶対に誰も感染しないための対策を取り、絶対に開催するんだと固く思いながら進めました。その結果としての2020年のオンラインと、2021年の今までとは違うルールと会場設定でのさいたまスーパーアリーナへの帰還だったわけですが、それくらいの開催に向ける覚悟がなければあれだけの対策を実施できなかったと思いますし、成功も収められなかったと思いますし、それこそ開催することすらできない状態だったんです。
今もなお、まだまだ前へ進めなければいけないことがフェス、ライヴ、エンターテイメント全般にはたくさんあります。だからこそビバラも次の開催、9度目の開催に向けて願いを込めた目標を掲げます。
それは、「フルスペース、フルキャパシティでの開催」です。
さいたまスーパーアリーナで、バカでかいアリーナ面によるスタジアムモードで、入場者数の制限がなく、しかも一人ひとりでというよりみんなで楽しみ合える形にしたい。そして今年は使用できなかったたまアリ前の屋外エリアを使用しての飲食、キッズランド、そしてライヴを入場料無料で楽しむ「VIVA LA GARDEN」の復活も果たしたい——それを願いながら、どうしたら実現できるかを、状況を待つというよりは自ら環境を作るべく動こうと思いながらスタッフ一同で準備を進めています。
もちろん、このようなことは勝手に決めて進められるものではありません。会場、自治体と一緒になって協議しながら強く前へ進めないと実現できないことですし、そうでなければ意味も意義もない我儘な開催になってしまい、参加する人達をただ不安にさせるだけのフェスになりかねません。だからこそ、どうしたらそれができるのか? どうしたら2021年とは違う、制限を感じずに自由を覚えてもらえるフェス空間を生み出せるのか? そのためにフェス自体は何をし、何を守り、何を守ってもらうべきなのか? それをしっかりと見定めながら、結果的に参加してよかったと全員に思ってもらえるフェスを、今まで培ってきたあるべきフェスの復興を、そしてさらには音楽をさらに好きになってしまう新しいフェスの在り方を、参加者の皆さま全員と一緒に作り出したいと強く思っています。
春のフェスはずっと前から、その年のフェスシーズンの開幕を告げるものでした。僕らビバラもそのことを大切に思いながらずっと開催し続けてきました。シンプルに言えば、「ここで一つでもコケたらその後もーー」ということです。来るべき2022年はライヴ、エンターテイメントの在り方が、本当の意味でこの2年間よりも強く試される1年だと思っています。だからこそ僕らビバラは何よりも面白く、楽しく、音楽を前へ進めるために2022年の最高のロックフェスを必ず開催します。そのために、フルスペース、フルキャパシティを願い準備を続けます。
2021年、音楽フェスは多くの機会でとても注目されました。しかしその多くは我々が望む注目とは反対にある辛く寂しいものが多かったのはご存知の通りです。
2022年こそは、最高の注目を浴びながら、その多くを音楽シーンやライヴシーンに還元できるロックフェスにしたい、そのためにVIVA LA ROCK 2022は開催に向かいます。
開催当日の入場条件、および感染対策などの具体案、そしてアリーナ館内の使用方法などは、明確になり次第、細かくアナウンスしていきますので、ぜひ早い段階からビバラのアプリをダウンロード願えれば幸いです。
来春、VIVA LA ROCK 2022でお会いしましょう。今までとも今年とも違う、前へ進んだビバラで、ご一緒しましょう。皆さんが参加したい、そして音楽とライヴを謳歌したいと思えるフェスを、来年も必ずや実現させますので、楽しみにお待ちください。
鹿野 淳(VIVA LA ROCK 2022責任者)