10月24日LINE CUBE SHIBUYAでコンサートを行った伊藤 蘭がアンコールで新曲「恋するリボルバー」を初披露。合わせて12月に配信限定シングルとしてリリースすることを発表した。
コロナ禍で4月から延期となったツアーファイナルはソールドアウトとなり、待ちわびた大勢のファンが詰めかけた。1曲目の「Wink Wink」から昨年発売のソロアルバム「My Bouquet」の曲を中心にコンサートは始まり、中盤以降は「危い土曜日」を皮切りにキャンディーズのヒットメドレー。ファンが熱狂する中、最後は「微笑がえし」で本編を終えた。
そして大きな拍手に迎えられた、アンコールの3曲目として披露したのは約1年半ぶりとなる新曲「恋するリボルバー」。
ハードにドライブするギターが印象的なロックサウンドに載せて「あなたに誰がいても 構わないの 関係無いのよ ここから 帰さない 恋するリボルバーで」と積極的な女性像を歌うこの楽曲。思わせぶりな笑顔の向こうにドキっとさせるフレーズが続く。「だから頂戴アタシに 瞬きさえ残さないで全部」。新曲にも関わらずすぐさま呼応しステージに手拍子をおくるファン。かつて、それまでのキャンディーズの清楚なイメージを一新させた「やさしい悪魔」を彷彿させるかのようなソロでの新境地。ロック好きをキャンディーズ愛好家にさせファン層を拡大させたと言われたあのエポックな瞬間を歓迎するかのように、この夜も拍手が止まらなかった。
「恋するリボルバー」の作曲は、Superflyや木村拓哉など多くのアーティストの作曲を手掛けている多保孝一氏。楽曲は2013年に作られたが、当時メジャーリリースされることがなかった知る人ぞ知る「幻の名曲」。スタッフがシングル候補曲を探していたところ、多保氏からこの楽曲の提案があり、普段からJ-ROCKをよく聴いているという伊藤 蘭も気に入り、今冬満を持して初のソロシングルとして発表することになった。新曲の要ともいえる印象的なギターを弾いているのは斉藤和義や米津玄師、あいみょんとの仕事でも知られる名手・真壁陽平だ。
メロディと歌詞が紡ぐ色鮮やかな世界観に一瞬で心を奪われました。
どこか懐かしさを感じながらも同時に全てが新鮮に胸に響いてくる事が驚きでした。
あまりに潔く、小気味よいくらいの強い女性像…だからこそ切なさや健気さも見え隠れ。。
こんなパワフルな楽曲に巡り会えて私も元気でいない訳にはいきません。
多保さんとの出会いに感謝しています。世代を越えて楽しんでいただけたら嬉しいです。
もともと歌謡曲やグループサウンズに強い憧れがあり、仲間とリバイバル・プロジェクトを立ち上げて活動していましたが、「恋するリボルバー」を、70年代の歌謡界全盛期のスター、伊藤 蘭さんに歌っていただけることになり大変光栄です!歌謡曲時代へのリスペクトと憧憬を込めて、オマージュを散りばめさせて頂きました!
「恋するリボルバー」は配信限定シングルとして12月9日リリースされる。ソロアーティスト伊藤 蘭として初のシングルとなるこの「恋するリボルバー」、ファンならずとも必聴の楽曲だ。