──ライブに足を運ぶ人にメッセージをお願いします。
近くに住んでる人だけじゃなくて、すごく遠くからきてくれてる人もいれば、きっと海外からきてくれる人もいる。全部はわかってあげられてないし、全部は叶えてあげられないかもしれないけど、1つでも、みんなの願いや希望を満たしてあげられる場所にしていきたいと思ってますし、それこそ、みんなの居場所、楽園にしていけたらなって思います。
──ご自身にとってはライブとはどんな場所になってます?
確実に楽園になってますね。生きてるなって実感する場所でもあるし。私のエネルギーがそこにありますね。私、こんな元気だったんだって思うくらい(笑)、あり得ないことが起きる場所でもある。これがなくなったらやだなって思うし、みなさんにも、ライブを楽しみにしていただける日がずっと続くように、私は、その居場所を守っていきたいなって思います。
──そして、今年も11月にワンマンライブが開催されます。11月3日に東京でワンマンライブを開催するのはなんと4年連続なんですよね。
まさか、『4回目です』って言える日がくるとは想像してなかったですね。5年前の自分は、そう願ってたけど、正直、どうなるかわからない中でやってたので。これだけついて来てくれる人がいるっていうことを忘れずにやりたい。もちろん、来て後悔はさせないし、5周年に向けて、一緒に新しいことをやっていこうねって、胸を張って言えるようなライブをしたいです。デビューの時から言ってる、「ライブ。それは私たちの居場所だよね」っていうことをお互いに、みんなと一緒に感じられたらいいなと思います。
──「YOUR WORLD」というタイトルが付いてます。
去年は4月のバースデーライブ、6月から10月のサーキット、11月のワンマンライブをセパレートしてたんですけど、今年は1つの流れとして、1年間のライブスケジュールとして考えてて。「YOUR WORLD」は、みんなの新しい世界がまたここから広がるっていう、来年に繋げていけたらいいなっていう思いがありますね。私たちの世界がまた新しくできるよっていうイメージでつけました。
──“MY”じゃなく、“YOUR”なんですね。
自分のものだけじゃなくて、みんなのものだなって感じるようになっていて。それこそ、初めて4月にライブをやったときは、みんなに誕生日をお祝いしてほしい感があって(笑)。実際にライブでは、みんなにすごく助けてもらったんですよ。みんなの声がこんなに大きいんだ、だから、私も頑張ろうって思ってたんです。でも、責任感が増したり、できることが増えてきたことによって、どんどん自分から引っ張っていかなきゃって考えるようになってきて。私だけの誕生日じゃないなって思ったのがきっかけで、“STORIES”も、私だけじゃない、みんなの物語っていう意味で複数形にしたし、“YOUR WORLD”もあなたたちの世界なんですっていうことを強く訴えかけたかったので、“YOUR”にしてますね。
──ライブ三昧の1年が終わったとき、どうなっていたい?
一人でやってるってどっか思ってたんですけど、バンドでライブをすることで、一人じゃないなって思うようになって。もう、ある意味、バンドみたいな感じがあるし、バンドがいないライブでも、その時は周りで一緒に作ってる人がバンドなんだなって感じるんですよね。それぞれの役割があって、得意なことがあって、その力を持ち寄ってイベントやライブを作っている感じがあるので、そういう意味ではもう一人じゃない。でも、だからこそ、自分の意見をどんどん言うべきだなって思ってて。できるできないじゃなくて、周りの人には、まず、自分が何をしたいのかを伝えていきたい。それがあまり上手じゃないので、ずっと課題でやってく事になるだろうなって思ってるけど、そんな、今までの自分とは違う自分になっていくのも楽しみの1つですし、自分が好きな自分になれたときに、周りの人にも愛や喜びをあげられるんじゃないかなって思うので。まずは思いを言葉にしていくことを、改めて、初心に立ち返ってやっていきたいと思います。
あとは、いろんな人のライブも観たいですね。最近、今まで気にならなかった部分が、すっと自分の中に入ってくるので。不思議なんですけど、誰かに言われた言葉も、自分の中に落とし込みやすくなってる。きっと、そういう時期なんです。吸収率は割といいので、そこを次のライブに生かしていけたらなって思ってます。
あとは、いろんな人のライブも観たいですね。最近、今まで気にならなかった部分が、すっと自分の中に入ってくるので。不思議なんですけど、誰かに言われた言葉も、自分の中に落とし込みやすくなってる。きっと、そういう時期なんです。吸収率は割といいので、そこを次のライブに生かしていけたらなって思ってます。
──なんだか、24時間、ライブのことを考えてそうですね。
そうですね。国内や海外でライブをする日々の中で、ワンマンライブのことを考えるのは楽しいですね。忙しく考えてる方が楽しいです。1回止まると、気がふって抜けちゃうので、何か考えることがある方が楽しいですね。飛行機に乗ってても、いろんな楽曲を聞きながら、プランを考える。だいたいスタッフさんと一緒に行動してるので、そういうのを話しながら移動してたりしますし、ライブ前は、夢でもライブの夢を見ます。衣装が着れてないとか(笑)、「新曲です」って言った後に知らない曲が流れるとか(笑)。あと、「ideal white」の衣装に着替えながら、別の場所にいかないといけないとか。あんまり綾野ましろと切り離したプライベートはないと思います。そうじゃないと、心が眠ってしまいそうな気がして。ライブをしてる日々に戻れなくなるような気がするんですよ。もともと1つのことしかできないので、ずっと綾野ましろでいようと思っているというか、自然とそうなっているし、自然とずっとライブや音楽のことを考えちゃいますね。
PRESENT
直筆サイン入りポスターを3名様に!
※転載禁止
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