
浜野はるきのライブはわたしだけが主役なわけじゃなくて、女の子ファン全員連れてくよ!っていう意味で“s”がついているんです
──4月からは10都市11公演の全国ツアー「COVER GIRLs」が開催されます。ファイナルの豊洲PITはお姫様のような女の子の部屋をテーマにステージセットを組むとのことで。
ステージをお部屋にします。『エミリー、パリへ行く』みたいな女性が主役の映画や海外ドラマが大好きで、「Vengeance」のMVもそういう作品のオマージュなんですよね。豊洲PITは過去最大規模の会場なので、家具やブランド、色味も一つひとつしっかり吟味していて、海外ガールっぽくおしゃれな部屋にするので楽しみにしていてほしいです。絨毯も置きたいし……今回がいちばんスタッフさん泣かせだと思います(笑)。ほんとずっと絶えずやりたいことが多すぎて。
──そういうアイデアや、それを実現させる行動力はどこから湧き上がりますか?
好奇心旺盛なんですよね。“知らない”って状態が嫌なんです。全部知りたい。韓国映画を観ていたら実際に韓国の空気を体感したくて韓国に行っちゃうし、韓国でいろんなところに行って、たまたま見つけたブランドに心を奪われたら「もっといろんなブランドを見つけたい!」って気持ちになるし。
──ご自分の欲求や美学に忠実であると同時に、それが女の子のテンションやモチベーションを上げるものになっているのが浜野さんの興味深いところだと思います。
今回のツアータイトルが「COVER GIRLs」なのも、浜野はるきのライブはわたしだけが主役なわけじゃなくて、女の子ファン全員連れてくよ!っていう意味で“s”がついているんです。グッズから何からなにまで、とにかく女の子に優しいライブを目指しています。ツアー初日のみ女子限定ライブは、世界最大級の女子会としてパーティーコードを設けているので服選びも楽しんでほしいし、全会場共通してみんなをジャンプさせないし叫ばせません。ヒールで行っても大丈夫!わたしがよくライブでヒールを履くから、みんなで同じように楽しみたい。とにかく女の子ファーストです。女の子の居心地がいいように、男性の皆さんをめちゃくちゃ洗脳してます(笑)。

──浜野さんのオールスタンディングのライブでは、男性ファンの方が女性ファンの方に場所を譲ってくれることもしばしばとのことで。
男性ファンの皆さんのことを“ジェントル”と呼んでいるんです。そしたら皆さんも自然と紳士的な行動をしてくれるようになって、ファンミーティングのじゃんけん大会でも、最後に残ったのが男性1名と女性2名で、2名分しか景品がないからその男性が女性2人に譲ってくださったんですよね。本当に感謝でしかなくて。わたしの世界だけは、女性が生きやすくしたい。わたしの周りにいる女性には「女性でよかった」と思っていてほしいんです。特に今回のツアーは“全員主役”というすごく平和なテーマなので、涙あり笑いあり、いろんな喜怒哀楽を感じてほしくて。それもあって今回は、いつも許可している撮影をNGにしているんですよね。
撮影しながら観るステージと、撮影しないで観るステージは全然違うと思うんです。どうしても撮影をしているとそっちに集中してしまうけれど、今回のツアーは皆さんにも全力で楽しんでほしいし、感じてもらいたいことがたくさんあるんですよね。そのためにもそれをしっかり伝えられるパフォーマンスをしたいです。
1個1個の物語を丁寧に届けることを重要視していて、ツアーもそういうセットリストを考えています
──ツアーと並行してリリースが続くそうですが、新曲とツアーはどのような関係値になりそうですか?
去年発表した楽曲は『NET BaBY』というひとつの作品をコンセプチュアルに届ける内容だったけれど、今年は1個1個の物語を丁寧に届けることを重要視していて、ツアーもそういうセットリストを考えています。ツアー中の5月にリリース予定の「好意症」はSNSにデモを公開していて、恋愛の“後遺症”と“好意”を掛け合わせたラブシックな曲です。これまで浜野はるきには恋愛が終わった後の曲や倦怠期の曲が多かったけど、これは好きすぎておかしくなっちゃってる曲で、メンヘラ度で言えば過去イチかもしれない。わたしだけを見てくれないなら死んでくれっていう曲です。
わたしが書いている恋愛の楽曲は、だいたい10代のときにできた初めての彼氏が元になっていて。あの頃のわたしは「この人しかいない」と思ってた。こんなに我を忘れるくらいの恋愛をすることも年齢的に今後多分ないだろうし、少しでもこの感情があるうちにそれを曲にしたかったんですよね。今10代のリスナーさんに「今は苦しいかもしれないけど、のちのちいい思い出になるよ」と伝えることで「今のわたしでもいいんだ」と思ってもらえたらうれしいです。ここまでおかしくなれるくらい夢中になった経験は、今振り返ると恥ずかしい反面、美しく感じたりもするんです。
──そういうことが許されるのも、若者の特権だと思います。
本当にそうですよね。最近地元に帰る機会が多くて、地元の同級生は子ども2人目、3人目とか当たり前なんですよ。そういうのを目の当たりにすると、自分もちゃんと大人にならないとなと思いますよね(笑)。地元の子から言われる言葉が歌詞の元になっているものも多くて、「好意症」も地元の子から「はるき当時だいぶおかしかったよね」「実際みんなあの元カレをクズだと思ってたけど、はるきがいいならいいと思ってわたしたち何も言わなかったんだよね」と言われたことがきっかけでできました(笑)。だから最近は原点に戻った感覚があるんです。その大きなきっかけが鷲尾伶菜さんへの楽曲提供と、鷲尾伶菜さんの福岡公演にゲストに出させていただいたことで。

──2025年11月にリリースされた鷲尾伶菜さんの「MIDDLE NOTE feat.KAZ」は、浜野さん初の楽曲提供でありサウンドプロデュース楽曲です。
鷲尾伶菜さんは憧れのアーティストのひとりで、小学校のときの卒業アルバムに将来の夢として「伶菜ちゃんと同じステージに立つ」と書いていたんです。わたしが30歳までに叶えたいと思っていたことは、25歳で全部叶っていて。だからあらためて30までにやりたいことを挙げていったら、夢に向かって走り出した上京前の感覚がどんどん蘇ってきたんですよね。
──鷲尾伶菜さんとのタッグや、『NET BaBY』という転換期と到達点を経たからこそ、2026年に原点回帰を迎えたんですね。
だから夏には福岡をテーマにしたEPをリリースしようと思っています。もともとわたしが曲を書き始めたきっかけは恋愛に傷ついたことと、女の子の味方でありたいと思ったことだから、今年は原点を回収していく1年になる気がします。一旦自分でトータルプロデュースした曲をリリースして、世の中はどう反応してくれるのかという力試しをしたいし、原点に戻りたかったんですよね。今年リリースする曲は全部がカバーガールになれる、すべてが主役になれる曲だと思います。

豊洲PITは目標に向かうスタート地点と言っていいんじゃないかなと思っています
──お話を聞いて、全国ツアー「COVER GIRLs」も含めて2026年の浜野はるきの動向も見逃せないなとあらためて思いました。浜野さんは自己表現とエンターテイナー精神、どちらもパワフルで余念がないので。
スタッフの皆さんもわたしも共通して、何よりもファンの皆さんのことをいちばんに考えているんです。それを「努力してるね」「頑張ってるね」と言われることも多いけど、自分としては努力という感覚が全然なくて。書きたいことを書けて、やりたいことがやれて、ファンの皆さんが喜んだ顔を見られるのが好きなんですよね。ボイトレもダンスの練習も曲作りも、努力ではないんです。逆にやらないとストレスたまっちゃう(笑)。わたしは音楽活動をすることで発散できてるし、それを聴いた人が共感して強くなれるなら、それでもう充分かなと思うんです。それでもいろいろ挑戦するのは、退屈が嫌だから。
わたしの好きな憧れのアーティスト全員が通っているのが、レコード大賞と日本武道館なんです。武道館は遠すぎて実在しない、自分には恐れ多い場所だと思っていたけれど、いざ知り合いの武道館公演に行ってみると「ここで歌いたいな」という気持ちが湧いてきたんですよね。最近は武道館という場所がしっかり見えるようにもなってきたし、一旦これを目標に走っていきたいなって。豊洲PITはそこに向かうスタート地点と言っていいんじゃないかなと思っています。

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