ナオト・インティライミ、「ナオトの日」は“ギター1本で踊らせる”。15周年ツアー敢行中のナオトに最新の心境を訊いた

インタビュー | 2025.06.14 12:00

今年でデビュー15周年を迎えたナオト・インティライミが、また新たな扉を開けようとしている。昨年からマイアミと日本の二拠点で新生活をスタートし、4月7日のデビュー記念日にはニューアルバム『インターセクション』を、5月14日には新曲として珠玉のバラード「The Distance」をリリース。5月31日からは15周年記念ツアーがスタートし、7月10日には毎年恒例のスペシャルライブ「ナオトの日2025」(パシフィコ横浜)の開催も迫って来た。
DI:GA ONLINEでは、15周年のオマットゥリに全力で挑むナオトをキャッチ。ライブのことからマイアミ生活のエピソードまで、ツアー開始2日目の千葉・市川市文化会館の楽屋を訪ねて最新の心境を聞いてみた。

何度も感動して震えるような、今までに体感したことのない初日のライブでした

──昨日、ツアー初日が明けました。感想は?
ナオトこの15年で一番いい状態で入れました。余裕を持てたというか、初日だからバタバタするはずなのに、もう仕上がった状態でお料理を提供できた状態というか…だからといって冷静だったか?というと、ものすごい興奮したし、何度も涙が出たし、ものすごいエモーショナルなのに、ちゃんと引きの画で見られている自分もいて、「次のところへ行ったな」という感じはありますね。人として一個ステージが上がったというか、ゾーンの幅が広がったんですよね。エモーショナルになりすぎると余裕がないし、逆に冷静に見れちゃう時は、こなしちゃってる状態だと思うんですけど、ある程度段取りの中でやりつつも、その中で全部がものすごく冷静であり、余裕もあるんだけど、感情的で涙もあって、何度も感動して震えるような、そういう体験は初めてだったかもしれない。これが年輪なのか何なのかわからないけど、今までに体感したことのない初日のライブでしたね。
──みなさんのSNSでの反応を見ると、「笑った、号泣した、腕がパンパン、頬が筋肉痛、喉がガラガラ」とか。セトリや演出には触れず、それぞれの感覚を表現しているのが印象的です。
ナオトそれは、ちゃんと俺が「ネタバレすんなよ」というひとことを添えてポストしたから(笑)。でも嬉しいです。
──ツアーは8月まで続くので、みなさんぜひお近くの会場へ。グッズもかっこいいですし。何がお勧めですか。
ナオト(マネージャーに)何がいいですか?(笑)
マネ今回はアパレルがシンプルで、Tシャツとキャップが刺繍になっているのもオシャレで。昨日お客さんに聞いたら「両方買いました」という方が多かったです。
ナオト本当に普段使いできるやつというか、隠れティライミファン向けというか(笑)。あんまりナオト・インティライミのファン感を外で出すと恥ずかしいとか、そういう人にもぴったりのシンプルなデザインです。
──そちらもぜひチェックを。

完全に一人で、(ツアーとは)まったく違うエンタテインメントなので、それを両方楽しんでいただけたらなと思います

──そして今年もやってきました、7月10日の「ナオトの日」。ツアーの真っ最中ですね。
ナオトほんとだ。ちょうど真ん中ですね。
──何をやるのか、アイディアはもう頭の中にありますか。
ナオト毎年「ナオトの日」は本当にノープランでやっていて、1曲目すら決めずに、しゃべる内容も決めていないんですけど。ただ今年は15周年なので、10周年でやった時のように、やっぱり周年然とした「ナオトの日」がいいかな?と。たとえばシングル縛りとか、何か周年感を出そうかな?とは思っていて、その中でもしかして、あらかじめ決め打ちで曲を考えるかもしれないし、あるいは、やりそうな曲を練習しておいて、その中からその場の空気で、即興でセットリストを作っていくかもしれないし、ちょっと今のところは何ともお約束できないものがありますね。ただ、周年であるということは間違いないので。
──今までとは違う特別なものになると。
ナオトうん、そうですね。ファンの方はコアな曲が聴けるだろうし、そうでもない方は(笑)、周年なのでシングル曲もやるだろうし、楽しんでもらいたいと思います。あとは、ツアーとの大きな差別化というか、やっぱりバンドとダンサーがいるツアーと、完全に一人で、ギターがたくさん並べてあって、ピアノがあってというライブは、まったく違うエンタテインメントなので、それを両方楽しんでいただけたらなと思います。

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