アイディアはいろいろと出てきていて、ビジュアルイメージも少しずつ固まってきています。ベイベーたち、男子諸君とグルーヴを共有して、笑顔と愛があふれるツアーにしたいです。
テーマカラーはピンク、モチーフはストライプを考えています。毎年、さまざまなテーマカラーで続けてきましたが、そろそろステージ映えする色がなくなってきたんですよ。2周目に行こうかとも思ったのですが、色の組み合わせや柄もありだなと思い直しました。年末の年忘れスペシャルライヴ『ゆくミッチーくるミッチー』もテーマカラーは白黒のモノトーンでした。次のツアーはピンクでポップな空間を創り出したい。ツアーのコンセプトとして考えているのは“サーカス”です。
例年以上に明るく楽しいショーにしたいというところからですね。サーカスのテント小屋をイメージした時に、ストライプの映像が浮かんできたんですよ。サーカスといっても昭和の見世物小屋的なそれではなくて、欧米の移動サーカスのような世界観。エンターテイメントにおいては、“興奮”“スリル”“笑える”“泣ける”という四つの柱で感動や喜びが生まれると考えているので、その四つをサーカスというモチーフで演出していこうと考えています。不安や孤独をあおったり、今のご時世を表現するのではなくて、コロナ禍の2年を経て、パーッとやりたい気持ちがより強くなりました。言わば逆ギレのポジティブというか(笑)。
無事に終わって本当にホッとしましたし、疲れました。肉体的な疲労は想定内でしたが、やっぱりスタッフ、メンバー、ベイベー達、男子諸君のクラスター発生が心配だったので。どんなに感染対策を徹底したとしても、感染の可能性はゼロじゃないじゃないですか。ドラマ(『ドラゴン桜』)の撮影を含めて、気の休まる時間がなく、精神疲労が想像以上に大きかったです。でもステージの上では、完全燃焼すべく、一心不乱にキラキラしました。黙って踊るお客様の行儀の良さに、なんてありがたいんだろうと感じながら、全公演を走りきったというのが正直なところですね。
来場してくれた皆さんに笑顔になってほしいですし、僕なりに最大多数の最大幸福を目指したいという気持ちが強いです。“レッツ自己解放!”と叫び続けてきた半生なので、お客様に笑顔になってもらわないと、やり甲斐も生き甲斐もがないですから。
どこまで出来るかわかりませんが、何かサプライズを考えたいですね。ただし、実際に僕やメンバーがサーカスをするわけじゃないですよ!?(笑)非日常空間を生み出してなんぼのエンターテインメントですし、最大の目的は思い出を持って帰ってもらうことが一番だと考えています。ベイベー達の思い出にならないと、気が済まないですし、皆さんの“来て良かった”という感想が僕にとっての“がんばったご褒美”。