及川光博ワンマンショーツアー2022『GROOVE CIRCUS』4月開始!「パーティーに参加する感覚で、非日常空間を楽しもう☆」

インタビュー | 2022.01.20 13:00

及川光博ワンマンショーツアー2022『GROOVE CIRCUS』が4月からスタートする。前回の『SOUL TRAVELER』ツアーが終了したのは2021年7月。コロナ禍の影響で観客が声を出せない状況にありながらも、光るタンバリンや録音された歓声と拍手を効果的に使うなど、工夫を凝らして熱気あふれる空間を生みしたステージの記憶がまだ鮮やかに残っているというファンもたくさんいるだろう。2022年のツアーに先駆けて、アルバムもリリースされる予定だ。前作『BE ME ONE』から約2年ぶりの新作。おそらく『SOUL TRAVELER』ツアーの成果も新作に反映されるだろう。ツアーと制作中の新作について聞いていく。
──2022年のツアーのイメージは固まってきていますか?

アイディアはいろいろと出てきていて、ビジュアルイメージも少しずつ固まってきています。ベイベーたち、男子諸君とグルーヴを共有して、笑顔と愛があふれるツアーにしたいです。

──過去のツアーでは毎年テーマカラーがあり、前回はエメラルドでした。今回のテーマカラーは決まっていますか?

テーマカラーはピンク、モチーフはストライプを考えています。毎年、さまざまなテーマカラーで続けてきましたが、そろそろステージ映えする色がなくなってきたんですよ。2周目に行こうかとも思ったのですが、色の組み合わせや柄もありだなと思い直しました。年末の年忘れスペシャルライヴ『ゆくミッチーくるミッチー』もテーマカラーは白黒のモノトーンでした。次のツアーはピンクでポップな空間を創り出したい。ツアーのコンセプトとして考えているのは“サーカス”です。

──サーカスというコンセプトにした理由は?

例年以上に明るく楽しいショーにしたいというところからですね。サーカスのテント小屋をイメージした時に、ストライプの映像が浮かんできたんですよ。サーカスといっても昭和の見世物小屋的なそれではなくて、欧米の移動サーカスのような世界観。エンターテイメントにおいては、“興奮”“スリル”“笑える”“泣ける”という四つの柱で感動や喜びが生まれると考えているので、その四つをサーカスというモチーフで演出していこうと考えています。不安や孤独をあおったり、今のご時世を表現するのではなくて、コロナ禍の2年を経て、パーッとやりたい気持ちがより強くなりました。言わば逆ギレのポジティブというか(笑)。

──前回の『SOUL TRAVELER』ツアーはコロナ禍の中ではありましたが、各地で一体感のあるステージを展開しました。終了したときはどんな気持ちだったのですか?

無事に終わって本当にホッとしましたし、疲れました。肉体的な疲労は想定内でしたが、やっぱりスタッフ、メンバー、ベイベー達、男子諸君のクラスター発生が心配だったので。どんなに感染対策を徹底したとしても、感染の可能性はゼロじゃないじゃないですか。ドラマ(『ドラゴン桜』)の撮影を含めて、気の休まる時間がなく、精神疲労が想像以上に大きかったです。でもステージの上では、完全燃焼すべく、一心不乱にキラキラしました。黙って踊るお客様の行儀の良さに、なんてありがたいんだろうと感じながら、全公演を走りきったというのが正直なところですね。

──2022年のツアーでは観る側もきっと無条件に楽しめるショーを求めていると思います。

来場してくれた皆さんに笑顔になってほしいですし、僕なりに最大多数の最大幸福を目指したいという気持ちが強いです。“レッツ自己解放!”と叫び続けてきた半生なので、お客様に笑顔になってもらわないと、やり甲斐も生き甲斐もがないですから。

──サーカス的な驚きはありますか?

どこまで出来るかわかりませんが、何かサプライズを考えたいですね。ただし、実際に僕やメンバーがサーカスをするわけじゃないですよ!?(笑)非日常空間を生み出してなんぼのエンターテインメントですし、最大の目的は思い出を持って帰ってもらうことが一番だと考えています。ベイベー達の思い出にならないと、気が済まないですし、皆さんの“来て良かった”という感想が僕にとっての“がんばったご褒美”。

  • 長谷川 誠

    取材・文

    長谷川 誠

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