A9(エーナイン)が、アリス九號.(アリスナイン)として再始動へ。
A9が日比谷野外大音楽堂で行った結成15周年のアニバーサリライブ<A9 LAST ONEMAN TOUR「BEST OF A9 TOUR『ALIVERSARY』FINAL&15TH ANNIVERSARY」>において、バンド名を結成当初の“アリス九號.”に戻し、活動を再開すると発表したとたんに、ツイッターでは“アリス九號.”が世界的なトレンドランキングに食い込むほど大きな注目を集めた彼ら。
8月24日に行った主催フェス<Beautiful Beast Fest.〜美しき漢の集い〜>において復活を遂げたアリス九號.が、いよいよ本格的に始動する。
10月からは改名後初のワンマン全国ツアー<アリス九號.ONEMAN TOUR 2019「革命開花 ep1.-絶対“黒”領域->を開催。続けて、12月25日には東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて<アリス九號. Christmas Concert「革命開花ep2.-SYMPHONIC ALICEMAS 2019>、2020年1月5日には大阪・大阪国際交流センター 大ホールにて<アリス九號.New Year Concert 2020「革命開花ep3.-SYMPHONIC GALAXY->を行う。
10月23日に発売するアリス九號.再始動シングル「革命開花-Revolutionary Blooming-」を軸に、このような3本の異なるライブをシリーズで開催していく彼らに、インタビューを決行。前半はライブについて、後半は最新シングルについて、彼らの思いを聞いた。
A9が日比谷野外大音楽堂で行った結成15周年のアニバーサリライブ<A9 LAST ONEMAN TOUR「BEST OF A9 TOUR『ALIVERSARY』FINAL&15TH ANNIVERSARY」>において、バンド名を結成当初の“アリス九號.”に戻し、活動を再開すると発表したとたんに、ツイッターでは“アリス九號.”が世界的なトレンドランキングに食い込むほど大きな注目を集めた彼ら。
8月24日に行った主催フェス<Beautiful Beast Fest.〜美しき漢の集い〜>において復活を遂げたアリス九號.が、いよいよ本格的に始動する。
10月からは改名後初のワンマン全国ツアー<アリス九號.ONEMAN TOUR 2019「革命開花 ep1.-絶対“黒”領域->を開催。続けて、12月25日には東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて<アリス九號. Christmas Concert「革命開花ep2.-SYMPHONIC ALICEMAS 2019>、2020年1月5日には大阪・大阪国際交流センター 大ホールにて<アリス九號.New Year Concert 2020「革命開花ep3.-SYMPHONIC GALAXY->を行う。
10月23日に発売するアリス九號.再始動シングル「革命開花-Revolutionary Blooming-」を軸に、このような3本の異なるライブをシリーズで開催していく彼らに、インタビューを決行。前半はライブについて、後半は最新シングルについて、彼らの思いを聞いた。
──まず最初に、15周年のこのタイミングでバンド名をA9からアリス九號.に戻した理由を教えてもらえますか?
Vo. 将
ファンの方には、事情は分からないけど“アリスナイン”を口にしちゃいけないのかな?というもどかしさというか。ちょっと喉になにかが詰まったような思いをずっと感じながら応援していただいていたと思うんですよ。そこに対して「アリスナインっていってもいいんだよ」という公式のメッセージが必要だなと思っていたんですね。それで、いろんな方のご協力があって、僕たちがアリス九號.という名前で活動することに筋が通ったということで、この名前に改名しました。表記をアリス九號.にすることは、みんなで話し合って決めました。せっかく戻すなら原点回帰するのがいいんじゃないかということで、こういう形にさせていただきました。
Ba. 沙我
A9という名前からまず、表記はともかく“アリスナイン”という名前に戻したかったんですよ。で、それに戻したとしてもアリスナインの表記の仕方は、俺ら2つほどあったなと。となったときに、もう変わりたくないし、せっかくならパッと見たときに「やっと戻ったね」というインパクトがあるものじゃないと中途半端になるなというところで“アリス九號.”に戻したんです。結成したときのあのカタカナ漢字の名前は、俺らの周りの近しい人誰に聞いても「“アリス九號.”のインパクトはデカかった」といまだにいわれますからね。でも、じつはそのカタカナ漢字の表記のバンド名下にはさりげなく英語表記で“ALICE NINE”というのが元から入ってたんですよ。
Gt. ヒロト
昔は下に小文字で“alice nine”だったんですけどね。今回は大文字にしました。
Ba. 沙我
これだったら“アリス九號.”“ALICE NINE”両方使えるじゃん、と。
──みなさんのなかにもバンド名も戻したいという気持ちはあったんですね。
Ba. 沙我
もちろんA9という名前でやっていこうという覚悟はあったんです。けど、活動していくなかで、やっぱちらつくんですよね。そういう瞬間がいろいろとあって。たまに間違えてラジオとかでも「アリスナインの…あ、A9です」といっちゃってたんですよ。俺ら自身。結局5年経っても自分たちが(A9に)慣れないところはありました。
Dr. Nao
逆に僕はA9にもう慣れちゃってたんで「ああそうだ、アリス九號.だった」って、いまの名前のほうにまだ慣れてない感じ(笑)。
Gt. ヒロト
それはほら、NaoさんがA9になって以降、フロントに出たりお客さんを煽ったり、昔はやってなかったことをやりだしたからじゃない?
Dr. Nao
そうかも!そんなA9の約5年間があったからこその新生アリス九號.をこれからは観せられると思ってますね。
Gt. ヒロト
僕はアリス九號.に戻って、すごくしっくりきたんですよ。A9になって、自分自身もそうでしたけど、好きなものの名前を呼べない状況をファンに作ること。「誰が好きなの?」って質問されたときに「アリスナイン」という名前すらいえない状況を作るのが嫌だったんです。僕はグッズも作っているので、名前って大事だなといつも思うんですよ。A9って、元々は準備期間のために付けてた名前だったんですね。だから、A9 のロゴの一部が欠けてたのは、そういう意味があったんです。
──そうだったんですか。
Gt. ヒロト
準備が整うまでのさなぎの期間だけ使う予定の名前だったからロゴもそうしてたんですけど、思いの外成虫になって羽ばたくまでの準備期間が長くなってしまいました(笑)。でも、いま思うと、まだそのときは、羽ばたく時期じゃなかったんだろうなと思います。そこからの5年間にいろいろ経験してのいまなんだと思いますね。だから、野音のアンコール。バックドロップがアリス九號.に変わり、それを背負ってライブをやった瞬間にすごくしっくりきて。やっぱり俺らはアリス九號.なんだなと痛感しました。「アリス九號.のヒロトです」というのがファミリーネームなんですよね。ファンの人がこの5年間「A9のヒロトです」を必死に好きになろうとしてくれてたのも分かったし、僕もそう言い聞かせてきましたけど「アリス九號.のヒロトです」がやはりしっくりきます。なので、ここからはいまのアリス九號.をみなさんに刻みつけていきたいですね。
Gt. 虎
いままで15年活動してきたなかで、5年間A9だったってことは、活動歴の1/3がA9だったってことでしょ?
──そうなりますね。
Gt. 虎
そんなにやってたのかというのが俺は衝撃でした。でも、よかったと思いますよ。あのままの名前でバンドを続けることができてたら、逆にバンドがマンネリ化してたでしょうから。同じメンバーで15年もやっててもパンチがないじゃないですか?ただ続けてるだけでは。ファンもつまんないですよ。なにかないと、長く好きでいる意味がないので。なんでもイベントがあるほうが楽しくないですか?俺はゲームでもアプデ(アップデート)率低いとすぐ止めちゃうんですよ。だから、そういう意味ではよかったんですよ。A9になったことは。
Gt. ヒロト
アリス九號.、ALICE NINEで10年やっちゃってたから、そのまま続けてたら守りに入ってたかもしれないもんね。
Gt. 虎
そうそう。
──A9という、ある意味奇抜なバンド名になったからこそ、楽器を置いてステージで全員が振り付けされたダンスを踊ったり、2.5次元みたいな舞台をセリフいいながらやったりという突飛なことにチャレンジできたのかもしれないですもんね。
Gt. 虎
そうですね。バンド名が変わらなかったら、無難な感じでいって、いきなりサービス終了の通知が届いてたかもしれないし(笑)。
──虎さんがいきなり大病に襲われるというアクシデントも実際ありましたから。
Gt. 虎
ほんとほんと。これも、いま無事に生きてるからいえる言葉で。結果的にはよかった。