インド編 ~part.2~
こんにちは。暫く振りになってしまい申し訳ありません。
HUN○ER×HUN○ER並みになってしまいますが頑張ります。
前回よりインド編ということで、軽くおさらいをしますと、
SHUN.インドに向かう→インド空港着→街に向かうため電車に乗ろうと切符を買う→駅員ともめる→デリーに着く→リキシャーにのる→もめる
といったかんじ。
駆け足でしたので、詳しく知りたい方はバックナンバーを見てください。
ニューデリーのコンノートプレイスにたどり着いた僕はまずは腹ごしらえと思いあたりを見渡すと、そこには僕の想像と違うインドが広がっていた。
有名ブランドショップ、マクドナルド、オシャレなカフェ…
いやいやいやいや、インドってもっとこうなんていうか土煙にまみれて、牛が横行して、子供は裸くらいの勢いで、自転車や車が所狭しと横行していて…
みたいのを想像してたのだが、これじゃ全然日本と変わらないのでは???
まぁよくよく考えれば時代錯誤感というか勝手な先入観なのだが…
いわばヨーロッパで、まだ日本人はやれ忍者だ、チョンマゲだと言ってるようなことと同じ感覚だな。
僕は、とりあえず機内食がカレーだったのと、あといきなり現地飯は勇気が必要だったので、無難にマクドナルドにいくことにした。
あと、インドのマクドナルドはどんなものかも知りたかった。
マクドナルドなら万国共通で、だいたい買い方も日本と変わらないしと安心し店内に入ろうと思ったのだが、まずびっくりしたのは店の前にドアマンというかセキュリティというか屈強な男性がしかもライフルを肩にかけて羅漢仁王像のようにたっているではないか!!
(この時は本当にいたのだが数年前訪れた時はいなかったよ。)
こ、こえーよ!!
ここマックだろ!!??
マックが宝石店扱いみたいになってるやないか!!
と思いつつ恐る恐る中に入ると、店内は日本と変わらない感じで客は小綺麗な若者が多くしかもカップルばかりのような感じ。
メニューは、やはりヒンドゥー教ということもあり牛豚は使用されておらず、鳥のみ!!
他にはたしかエッグマックとかだった気がする。
そして肝心の味だが、予想通りというか期待を裏切らないというかほぼカレー味。
インドでカレー味以外はないのだろうか?
インド人は調味料はあまり使わなくて香辛料ばかり?と疑いそうになる。
といいつつもカレーは毎日でもウェルカムな僕なのでここは美味しく頂きました。
その後、宿泊予定先の宿を探すことに。
デリー駅からすぐ近くに、メインバザールストリートがあり世界からバックパッカーが押し寄せるまさにその名の通りの場所だ。
ここには様々な屋台が立ち並び、他にもバックパッカーご用達の安宿も点在している。
ちなみにインドはビザが必要で、その際宿泊地も記入しなければならないので、最初の一泊目だけは予め確保していた。
この頃はまだネットがさほど普及していなかったので、iphone などもまだなくPCもまだ僕は持ち歩いたりはしていなく、ましてやWi-Fiなどはほぼなかったと思う。
だから、本に頼るしかないため、かなり地球の歩き方を熟読してそこに書いてある地図だけが頼りだった。
予約した宿は日本人が営む主にバックパッカーがよく使用する宿だ。
目当ての宿になんとか無事たどり着くと、狭くて少々汚いのだが許容範囲だったので、店員に話しかける。
SHUN.「今日宿泊を予約したSHUN.(本当は本名で)です。」
店員(インド人)「う~ん……(名簿的なものをみている)」
店員(インド人)「う~ん…」
まだ探している。
店員(インド人)「う~ん……」
覗き込む僕。
SHUN.「(あるし!書いてあるやん!ローマ字でSHUN.てあるやん!)」
店員(インド人)「う~ん……ないよ。」
SHUN.「あるっ!!ここにあるし!」
店員(インド人)「あー、これね。」
SHUN.「(おいおい大丈夫か?また駅の二の舞にならないか…)」
パスポートをだしたり記入したりと色々と手続きを終えたところで
店員(インド人)「300ルピーね。」
SHUN.「はい、あ、じゃこれも下さい。」
ロビーに冷蔵庫がありそこにミネラルウォーターがあったので取り出すと。
店員(インド人)「じゃ、310ルピーね。」
僕は財布からお金をだそうとしたときにふと、壁やら机などに乱雑に何枚もの張り紙が貼ってあるのが目に止まった。
「宿代は後払いになります。
その他フード、ドリンクもチェックアウト時の精算になります。
決してインド人の店員お金を渡してはいけません。精算は全て日本人が行います。」
はっ???
えっ???
どういうこと???
ちょっと待て。考えよう。
オレ、ぼられてる?????
目の前にいるインド人の店員は紛れもなくここの店員だ。なぜなら、ロビーカウンターに最初からいたし、鍵の扱いもなれていた。
ただ、予約帳の件は不安だがたしかに店員だ。
しかし、張り紙には日本語で、「インド人に金を渡すな」的なことが書いてあるやん。
え?なに?てことは、店員だけど、こいつちょろまかすから信用するな?
てこと???
え?なんで雇ってる??
え?なんで働けるん??
え?ありなん?それありなん?
ありなんです。
そう!それがインドなんです。
もう、考え方を全て変えるしかない!と
思いまずは、そのインド人に
SHUN.「精算はあとだよね?」
と優しくこえをかけると、
彼は少し悩んだかのように
店員(インド人)「いまだよ。」
SHUN.「いやいや、ここに清算は全てあとってかいてあるやん!」
店員(インド人)「日本語よくわからないなー。」
SHUN.「いま、話してるし!日本語!」
店員(インド人)「わかった、わかった。」
わかった、じゃねーよ!!
一旦落ち着こう…
ま、素直に認めただけマシと思うことにしよう。
考え方を変えよう。
変えなければこの国では生きていけない。
そして、鍵を渡された部屋に入る。
300ルピー(当時1000円くらい)の部屋だけあってバックパッカー向けにしてはまぁ悪くはなかった。
とりあえず部屋に荷物を置いてこれからの行動を考えることに。
まず、整理をすると今回はシタールを購入したい。
シタールはここデリーにも売ってはいるが、ベナレス(バラナシ)という街で買う方が種類も多く値段も安く良いものが買えるみたいだ。
あとは、ガンジス川に行きたい。
こちらも、ガンジス川といえはベナレスになってくる。
あとは世界遺産をみたい。
有名どころだとやはり「タージマハル」である。
タージマハルはアーグラーという都市にありここからだと車で3~5時間ほど。
日帰りだとなかなか厳しい行程になりそうだ。
他の世界遺産は、デリーには
フマーユーン廟、クトゥブミナール、レッドフォートの3つがある。
クトゥブミナールは遠いのでせめて残り2つは行きたい。
(何度も言うがこの当時はネットがないので、情報収集は本か人に聞くしかなかった。)
僕がインドに滞在できる日数は6日ほどだった。
すでに今日が終わろうとしてるので、残り5日。
バラナシに行くなら、飛行機なら2~3時間だが列車だと片道移動だけで1日はかかる。
ということで、出発前になんとなくは決めていたがこんなスケジュールをざっくりきめた。
DAY1 日本→インド デリー泊
DAY2 デリー散策、世界遺産見れるだけ見る
DAY3 バラナシに飛行機移動
DAY4 ガンジス川散策、シタール買いに行く
DAY5 バラナシ散策
DAY6 バラナシ→デリー
DAY7 デリー→日本
あくまでもざっくり予定なので行き当たりばったりでもいいくらいの軽い気持ちで考えてた。
が、このなんとかなるっしょ精神があとで大変な目を招くことになろうとは…
続く
てか、インド編書いていて思ったが全然進まないわ。