高橋 優が人生で初めて立ったステージは、中学校の学校祭。GLAYのコピー・バンドで歌った「SOUL LOVE」。

スペシャル | 2017.11.22 18:00

高橋 優

高橋 優が初めて立ったステージは?

CHAR25
編集部:高橋 優さん、人生で初めて立ったステージについて教えてください!

中学校3年生の時です。地元の山内中学校の学校祭で、GLAYのコピー・バンドで歌いました。曲は「SOUL LOVE」1曲です。
個人的には、THE YELLOW MONKEYとかB’zが好きで、ちょっとずつ洋楽とかも聴き始めた時期だったんですけど。世の中的にはもう完全に、GLAY、L’Arc~en~Ciel、LUNA SEAがすごい大ヒットしてた時期だったんですよ。
まわりもみんなGLAYのコピーしてて、クラスの出し物でバンドをやる、ボーカル誰にする?って時に、みんなでカラオケに行って。そこで僕がけっこういい点数を取って、「じゃあ優くん歌ってよ」って誘われた感じでした。

そのちょっと前から、ギターは弾いてました。中学校2年生の時に、X JAPANのhideさんが、「ROCKET DIVE」という曲を出して、直後に亡くなられたんですね。そのあとに「ピンク スパイダー」と「ever free」が出て。
それが、中学校2年生のバカだった僕からすると、「なぜ亡くなった人のCDが世に届けられるんだろう?」と。意味がよくわかってなかったんですね、生前にレコーディングしたとか。
だから、すごい神秘的なものとして受け取って。もともと好きだったんですけど、「ピンク スパイダー」を買った時の自分の気持ちっていうのが、「もうこの世にいない人の発信したものを、僕は受け取ったんだな」っていう……なんかもう、神みたいに感じちゃって、hideさんを。
で、hideさんモデルを真似した偽物の安いギター、19800円のやつをおカネ貯めて買って。それを家で弾いてましたね、hideさんの曲のコピーをしてました。

その学校祭のステージのことは、はっきり憶えてます。学校祭のステージなんて、体育館を暗くして、ありあわせの照明でやるぐらいのもんじゃないですか。でも先生が気を遣ってくれて、ステージのはしっこのところにもライトを置いて、ピカーンと光るようにしてくれて。
そうやって、照明を当てられながら歌うことがまず初めてだったのと、お客さんの前で……160人ぐらいしか全校生徒いなくて、その中で観てくれた子が100人いたかいないかぐらいなんですけど。普段は、ただ廊下ですれ違うくらいの人たちが、みんな自分を見上げて「おおー!」とか言ってるのが、暗い中でちょっとだけ見える、みたいなのを、初めて味わって。
たぶんステージ的には失敗だったんですよ、全然上手に歌えなくて。なのに、気持ちよかったです。すっごい気持ちよかった。終わったあと、「またあそこに立ってみたい!またあれやりたい!」っていう思いがすごい強くなって。
原点を忘れそうになったら、あの時の瞬間を思い出そうと思ってます。何もかもが不完全だったのに、あんなに幸せだったんだから、今どれだけ幸せだと思ってんだよ!っていう気持ちになるんです。坊主頭で、学ラン着て、ハンドマイクでTERUさんのマネしてて、いちばん高いハイトーンが出ない、みたいな。そんな、何もかもがかっこ悪いのに、いちばん気持ちいい瞬間がそこにあったっていう。

CHAR25
編集部:今もありありと思い出せるほど、優さんの大切な原点。
きっと、そんな気持ちにさせてくれた先生方や生徒さんの
パワーもあっていまの優さんがいるのでしょうね!
高橋 優さん、ありがとうございました!

 

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