Rayメジャーデビュー5周年企画 第1回「Rayとアニソンの関係」

スペシャル | 2017.01.05 17:00

ray

TEXT/東條祥恵

アニメ『ろんぐらいだぁす!』のOPテーマ曲となった9thシングル「♡km/h(ハートキロメートルパーアワー)」を始め、これまで数々のテレビアニメのタイアップソングをヒットさせてきたアニソン界のニューヒロイン、Rayが2月19日にメジャーデビュー5周年を迎える。それに伴って同日アニバーサリーライブ<Ray メジャーデビュー5周年記念ワンマンライブ>を東京・昭和女子大学人見記念講堂で開催するRay。ここではそんな彼女を5つのキーワードから大分析。歌、存在、そのキャラクターも含め愛すべき存在のRayの魅力に大接近!!

第1回目は「Rayとアニソンの関係」について大解剖!

──ここではRayさんとアニソンの関係について探っていきたいと思います。

世の中には“アニソン”っていうだけで偏見を持って食わず嫌いをする方がまだまだ多いと思うんです。じつは私もその一人でした。

──そうなんですか?

はい。北海道の田舎に住んでいた私は、当時アニソンにこんなにいろんなジャンルの音楽があることさえ知らなかったんです。というのも、私は20歳ぐらいまでファミリー向けのアニメしか知らなかったんですよ。

──だから、Rayさんは最初ポップスシンガーを目指してらっしゃったんですもんね?

そうなんですよ。“夢は紅白歌合戦に出ることです”といってましたから、アニメの方向とかは一切考えてなかったんですよ。

──そんなRayさんがアニソンと出会ったのは?

兄の影響ですね。兄の車の中で水樹奈々さんがかかってて、それを聴いて“カッコいい”って思ったんです。最初はアニソンとは知らず、私の知らないJ-POPのシンガーさんだという認識だったんです。そうしたら兄に“お前は勉強不足だ”といわれ、ネットとかで調べたら、水樹さんは声優さんでアニメソングを歌ってる有名な方で、元々は演歌も歌われてたというのを知って衝撃を受け。そこからアニソンを聴くようになったんです。でも、よくよく考えると、アニソンとは気づかずに私、アニソンを聴いてたんですよね。それこそ私の先輩である川田まみさんの曲とか知ってたんですよ。自分が音楽をやっていくなかでスクールやカラオケで知らないうちに耳にしてたんですよ。

──アニソンだとは知らなかったけれども、曲は聞いたことがあったということですね?

というのが、自分だけじゃなくてみなさんも絶対あるんじゃないかなと私は思ってて。なので、アニソンだから聴かないじゃなく、いろんな曲を聴いてみて欲しいんですよね。声優さんが歌うめちゃくちゃ可愛い曲もあればゴリゴリのメタル、かっこいいロック、なんでもあるのがアニソン業界なので。アニソンだからと食わず嫌いをせずに、一歩足を踏み入れて欲しい。私みたいな後悔をしないで欲しいんですよ。

──後悔?

はい。大人になって私はアニソンを知ったじゃないですか? 同じ北海道でもアニメファンだった人は昔からアニソンを知ってた訳ですから。そう思うと悔しくて。アニメ自体も奥深いものが多いですしね。コミックだけでは伝わらない躍動感がアニメからはすごく感じられて。それをアニソンを知って以降、アニメをたくさん見るようになってから実感したんです。それに、さらに色をつけるのがアニソンという存在なんです。“この曲を聴いたらあのアニメを思い出す”というのはアニソンあるあるで。曲を聴いだけでアニメの名シーン、自分の好きなシーンが浮かんできてキャラクターが頭の中で動き出す。ドラマ以上にアニメは主題歌や挿入歌の存在が濃いので、アニソンは頭の中でそういう楽しみ方ができる音楽でもあるんです。

──聴いても楽しい、プラスアニメとの相乗効果で妄想が広がっていく楽しみ方もできる。

そうなんですっ! 私はそれを20歳まで知らなかったので、知ってからなんでいままで知らなかったんだろうって後悔したので、ぜひみなさんには知ってもらいたいと強く思うんです。アニソンはその他にジャンルにとらわれない音楽という特徴もあるんですね。だから“俺はロックしか聴かねぇぜ”“メタルしか聴かねぇぜ”っていってる人でも“かっこいい”と納得できるアニソンはたくさんありますから。そういう方はアニソンのジャンルの広さに触れることで、もっと幅広い音楽の楽しさを知るきっかけにもなると思うので、実際に聴いてみて欲しいなと思います。

──現在はこのアニソンが日本のカルチャーとして世界で評価されている時代じゃないですか。実際に海外のイベントなどに出られてみて、Rayさんが思うこととは?

お客さんがすごくピュアです。歌ってるときの応援の仕方が。海外のお客さんはコスプレをしてその場にやってくる方が多いんですけど。アニメイベント自体がそんなにある訳ではないので、こういうときに自分のアニメ愛をそれぞれ発散させるみたいなんですね。それで、よく見るとコスプレの衣装も手作りなんです。日本ほど情報がないから、コミックのキャラクターの設定画集とかを見て作るっていってました。握手会に来てくれたコスプレーヤーの子に聞いたんですけど。それで、ライブでは“今日のRayはきっとあのアニメのタイアップ曲を歌うだろう”と予測して、そのアニメのキャラクターのTシャツを着てアピールしてくれるんです。そこは日本とも共通する部分ですね。さらに、最近はサイリウムの文化も広がっていて、会場で振ってくれる方が多くて。しかも、アニメのイメージカラーに合わせて色を変えて振ってくるんですよ!!

──すごいっ!! 世界はそんなことになってるんですね。感動的!!

食事も普段着る服も言葉も違うけど、アニメ界隈の愛の形は世界共通してるんだなと思うことが多いですよ。握手会では、アニメで勉強した片言の日本語でアニメのことや、その曲の好きなところを一生懸命語ってくれるので、ちょっとジーンとしちゃうことが多いです。感動しますよ。私も(笑顔)
 
9thシングル「♡㎞/h」MV(試聴用short.ver)

 

次回は近日更新予定!
“日本一ファンと触れ合うことが大好きなシンガー”Rayの魅力に迫ります!お楽しみに!


インタビュー掲載中!!
デビュー5周年記念ワンマンライブ決定!Rayが新曲「♡km/h」に込めた想いを語る!

 

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