──10年前の2016年はパール兄弟のデビュー30周年イヤー。30周年記念ライブを収録したライブ盤「パール兄弟★REBORN 30ッス」が今年8月3日にリリースされます。
窪田晴男(Gt)改めて聴きましたけど、いい演奏でした。お客様も素晴らしいんですよ。
サエキけんぞう(Vo)そう、お客さんがいいんだよね。すごく声を出してくれて。
窪田ダニー・ハサウェイの「Live」(1972年)みたいな雰囲気です。
サエキアメリカ並みになったってことですね。昔のお客さんは大人しい人が多かったから。
松永俊弥(Dr)サエキさんのパフォーマンスが素晴らしいから。
窪田そうだね。当時はミックスがイマイチと思ってたんだけど(笑)、今はマスタリングでしっかり整えられるんですよ。
サエキAI技術によって、マスタリングでもミックスダウンと同様のことが出来るようになって。
窪田何でもできちゃう。いろんなことが信用できないです。
──どこまでがAIなんだろう? という。
窪田もちろん演奏は我々ですけどね(笑)。
サエキ話が変わっちゃうけど、「ワン・トゥ・ワン・コンサート」というジョン・レノンの唯一のマディソン・スクエア・ガーデンの公演があるでしょ? あのライブが映画(『パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC』)になったんだけど、以前の映像とはまったく別モノだったんだよ。ベースとドラムも全然違うし、一体何をやったんだ?という。
窪田ジョンのギターが案外上手いこともわかった。
バカボン鈴木(Ba)“案外”じゃないよ(笑)。
サエキめっちゃ上手いです(笑)。
窪田いや、だってさ、ビートルズ後期以降のジョンのギターを確認できるのって、ルーフトップ・コンサートくらいでしょ?「この程度なんだな」と思ってたんだけど、マディソン・スクエア・ガーデンのジョンのギターはすごくよかった。
サエキ(笑)。ポール・マッカートニーのバンドに立候補してみたら?
窪田ビートルズに入れるかもね。ポール、リンゴ、俺の3ピースは大変そうだけど。
松永そこまでイメージできてるんだ?(笑)。
──(笑)。10年前と現在では、AIをはじめとするテクノロジーがまったく違いますよね。
サエキ10年というか、ここ2年くらいですね。
窪田うん。AIもそうだし、その前にコロナがあって。あそこで考え方が根底から変わった気がする。以前は午前4時までやってる酒場がたくさんあったけど、今は1/10くらいになってるし、音楽の在り方も変わった。特にライブだよね。
バカボン鈴木具体的にどう変わったかは説明するのは難しいけど、確実に変わりましたね。世の中的にはもとに戻ったことになってるけど、明らかに昔とは違う。
窪田本当に好きな人が会場に来てくれてる感じですね、今は。以前は「どんなもんかな」みたいな感じの人もいたんだけど、今はあんまりいない気がする。
松永そうかもね。
サエキ僕はコロナのときもまったく休んでないんですよ。毎日、仕事場に行ってたし、ライブも続けていて。配信ライブに抵抗がなくなったのも大きいですね。僕らにとってはむしろチャンスだし、地方の人にも見てもらえるじゃないですか。
──ライブではないですけど、YouTubeの「パールなまTV」も楽しく拝見してます。
サエキ今日もこの後、配信します。せっかく4人揃ってるので。
窪田「パールなまTV」はサエキさんの才能が爆発してますね。とにかくトークがすごいし、この番組をやるために生まれてきたんじゃないかと思うくらいです。
サエキハハハハ! なんだそれは(笑)。
窪田だって、あんなに内容がないのに、1時間ちゃんと観れるってすごいじゃん。
サエキ内容ありますよ(笑)。皆さんもぜひご覧になってください。













