イラスト:河井克夫
音楽以外のものも生で観たら書く、というルールにしていますが、演劇やお笑いはまだしも、プロレスに関しては、この連載を読んでくれる人の大半は、さっぱりわからないだろうなあ……という不安が、最近、回を追うごとに強まっています。全日本プロレスのTitans of CalamityとかHAVOCとか書かれても「何それ?」だろうなあ、という。
前者は身長2メートルオーバーの強すぎるコンビ、綾部蓮&タロースのこと。後者はザイオン・オデッセイ・芦野祥太郎・潮﨑豪の4人のユニット名で、この12月10日は、タッグ2組に分かれての出場でした。
12月10日(水)18:30 全日本プロレス @ 後楽園ホール
「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」の優勝決定戦=綾部蓮&タロースのTitans of Calamityと、HAVOCのザイオン&オデッセイ組の試合がメインイベント。激戦の末、綾部蓮がザイオンをデス・ルーレットからの片エビ固めで下し、優勝を飾った。
この日は、右足の骨折で2ヵ月休んでいた関本大介の復帰戦もあり。HAVOCの芦野祥太郎&潮﨑豪vs田村男児&関本大介、というカードでした。潮﨑豪が豪腕ラリアット→体固めで、田村男児から3カウントを取った。
あと、黒潮TOKYOジャパン、めちゃくちゃおもしろいのだが(入場テーマ曲で福山雅治の「HELLO」をかけて場内を走り回り、フルコーラス終わるまでリングに上がらない、時にはフルコーラス終わっても上がらない、というパフォーマンスが人気)、全日本所属ではなくて、常にあちこちの団体のリングに上がっているので、自分が観に行く日に、出たり出なかったりする。この日は出ていて、得した気持ちになりました。大森北斗&羆嵐vs他花師&黒潮TOKYOジャパンのタッグマッチで、黒潮が北斗に横入り式エビ固めを食らって敗北。
\1.2後楽園ホール大会開催中!/
"王者vs覇者"
"HAVOC vs Titans of Calamity"至極のタッグいよいよゴング‼️
◆第6試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】
ザイオン
オデッセイ
vs
【挑戦者組】
綾部蓮
タロース📺LIVE配信中!https://t.co/2R4sZMhAtq#ajpw #ajpwtv pic.twitter.com/FTONymqDP3
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) January 2, 2026
12月11日(木)19:00 奥田民生 @ LINE CUBE SHIBUYA
11月29日(土)にツアーの初日を観に行った「名盤ライブ『30/奥田民生』全4本のファイナル。その初日があまりにも良かったので、もう一度行った。行ってよかった。30年前にリリースされたセカンド・アルバム『30』の再現ライブなので、当然、本編のセトリは初日と同じだが、アンコールが1曲違ったのだ。
初日は「怒りの別件」「哀愁の金曜日」「荒野を行く」「細胞」「みんな元気」「青春」「ツアーメン」、ダブルアンコールで「女になりたい」だったが、このファイナルの日は、「青春」の代わりに「それはなにかとたずねたら」をやったのである。自分的に、ソロOTの、長いキャリアの全作品の中でも、トップ3に入るくらい好きな曲なので、イントロが始まった瞬間に「うわあ!」と声が出たほどうれしかった。
ごくたまにOTが作る「これ、自分のことをそのまま書いているんだろうな」と思わせる曲。1月7日に出たばかりの8曲入りEP『あまりもの』のタイトル・チューンも、そのタイプの名曲です。
💿名盤ライブ「30/奥田民生」💿
.
12月11日(木) 東京公演
たくさんのご来場ありがとうございました✨
.
名盤ライブ「30/奥田民生」の公演は終了となります
また、次なる名盤でお会いしましょう🙌
.#奥田民生名盤ライブ30#奥田民生#名盤ライブ pic.twitter.com/7rfIfj4iih— 名盤ライブ (@MEIBAN_LIVE) December 12, 2025
12月12日(金)19:00 the shes gone、This is LAST、NELKE @ EX THEATER ROPPONGI
the shes goneプレゼンツで、This is LASTとNELKEが出演したイベント『クリスマス イズ ノットハッピー』。このDI:GA ONLINEにレポを書きました。
≫ the shes gone presents『クリスマス イズ ノットハッピー』This is LAST、NELKEと紡いだ“ハッピーなクリスマス”をレポート
2025.12.12 fri.🎄
@ ROPPONGI EX THEATER
「クリスマスイズノットハッピー」w/
This is LAST(@ThisisLASTBAND )
NELKE(@NLK_RRK )!!!thank you!!!#theshesgone pic.twitter.com/WCIEjHTn8j
— the shes gone (@theshesgone) December 12, 2025
12月13日(土)18:00 THE SPELLBOUND @ Zepp Shinjuku (TOKYO)
『THE SPELLBOUND 5th Anniversary -All Spellbound Show-』と銘打たれたワンマンライブ。2025年は結成5周年ということで、メンバーふたりだけ、サポートなし=中野雅之と小林祐介の“モバイルセット”でのライブ「Wired and Automatic」、BOOM BOOM SATELLITESの曲のみでのライブ「!! Spiritualized!!」、The Novembersとのツーマンライブ『BIG LOVE Vol.7』と、いろんな形態でライブを行って来たTHE SPELLBOUNDだが、それらを全部やるのがこの日、ということだ。
最初の2曲は“モバイルセット”で、途中からサポート・ボーカルのXAIも参加して3人になる。3・4曲目=BOOM BOOM SATELLITESの2曲は、サポートドラムの福田洋子との3人編成で演奏。
6曲目からはもうひとりのサポートドラムの大井一彌が加わって、THE SPELLBOUNDのライブのデフォルトである4人編成になった。さらに10曲目・11曲目では、ゲスト・ギタリストでThe Novembersのケンゴマツモトが参加──という、やる方はどう考えても大変だろうが、観る方としては、そのどんどん変わっていくさまがやたらと見応え・聴き応えのある時間だった。本編14曲、アンコールでBOOM BOOM SATELLITESの「DIG THE NEW BREED」が追加された全15曲。
なお、2026年は川島道行の10周忌なので、それに合わせてTHE SPELLBOUND×BOOM BOOM SATELLITES名義でのツアー『“FRONT CHAPTER ”-DECADE-Tour 2026』を行うことが、この日、発表になった。全6本のファイナルの東京公演=SGC HALL ARIAKEの日は、川島道行の命日である10月9日。
「THE SPELLBOUND 5th Anniversary -All Magical Spellbound Show-」
Zepp Shinjuku五周年記念公演ありがとうございました!! pic.twitter.com/QgEZr7A6u3
— 𝐓𝐇𝐄 𝐒𝐏𝐄𝐋𝐋𝐁𝐎𝐔𝐍𝐃 (@THESPELLBOUNDjp) December 13, 2025
12月14日(日)19:00 TOMOVSKY @ 下北沢CLUB Que/ Streaming+ (配信)
この日は大木兄弟=TOMOVSKYこと大木知之と、ピーズのはること大木温之の、60回目の誕生日。というわけで、昔からこの日に共演イベントをやることが多く、50歳の時はSHIBUYA Spotify O-EASTで大々的に行われたりもしたが(レポを書きました ≫ TheピーズとTOMOVSKY大木兄弟を取り巻く“幸福なしつこさ” 生誕50周年ライブレポート)、還暦の今年は、ピーズは福岡でワンマン、TOMOVSKYはホームグラウンドのCLUB Queでワンマン、になった。後者は配信もあり。「トモフ出航60周年祭『3度目のハタチ』というタイトル。
編成は、ボーカル&ギターのTOMOVSKY、ベースのワタナベイビー、ドラムのクメムラヒトミ、キーボードのささき悠、トランペットetcのファンファン、の5人が基本。
で、ワタナベイビーが音頭を取って、お客さん全員による1から60までのカウントアップを織り込んだ「ハッピーバースデー」を歌ってから、トモさん登場。「歌う3度目のハタチ」「骨」「世界は終わってなかった」の3曲をやって、次の「WE GO」から、ははの気まぐれ(関西でライブをやる時にバックを務めることが多い京都のバンド)の三宅佑治が加わって、ツイン・ベースになる。
その6人で、6曲目「ワルクナイ、ヨワクナイ」、7曲目「ほめてよ」、8曲目「イルミネーションバカ」(11月29日に出たばかりの新曲)、9曲目「脳」までやった。で、10・11曲目は、ひとり弾き語りで、カステラ時代の「つげぐちしてね」と「ビデオ買ってよ」を歌い、超満員のファンを狂喜させる(どっちも大合唱になった)。さらにひとりでドン・キホーテのテーマ曲と「夏のアリは早歩き」も歌う。
そして、ワタナベイビーとクメムラヒトミを呼び込んで、3人で「うしろむきでOK!」、次は「京都からもうひとりメンバーが来てます」とベースのシチロメグミを呼び込んで「たりる」を演奏。
終演後、トモフはXに「7人バンドでベースが3人っ!ちなみに、7人のうち京都民が4人っ!」とポストしていた。そうですね、ファンファンも京都だし。でも、ベースが3人もいて、ギターがボーカル兼任の自分だけなのであれば、ワタナベイビーにはギターを頼んだ方がよかったのでは?と、終わったあと、ワタナベイビーに言ったら「3日前に決まったんです。ふたりがトモさんに『京都から観に行きます』と連絡したら『来るなら弾きなさい』ということになって」だそうです。とにかく、ただただ楽しい時間でした。続きのセットリストも書いておきます。
16ねる日/17スピード/18チーム/19ムカシミタイニハアソベナイ/20忘却toハピネス/21夜中一度、風がとまる/22 SKIP/23自分らしさなんて/24サイゴはロースイで/25無計画という名の壮大な計画/26人生は無限だ/27スポンジマン/ここからアンコール=28映画の中/29我に返るスキマを埋めろ/30こころ動け/31ほたるの光
そうか、31曲もやったのか。道理でくたびれたはずだ。超満員ギュウギュウの状態で、2時間20分ぐらい立ちっぱなしで、かつ頭から最後まで笑いっぱなしだったもんで。
7人バンドで
ベースが3人っ!ちなみに、7人のうち
京都民が4人っ!!
豪華でみやびな
夜だった🐤みんなカッコよかった
ジェラシー! pic.twitter.com/PsDGBXayvf— TOMOVSKY (@TOMOV_official) December 14, 2025







