
編集部:リュックと添い寝ごはんのみなさん、「初めて立ったステージ」を教えてください。
松本ユウ(Vo/Gt):2017年 高校1年生の軽音楽部の夏合宿
中学時代に児童館に友達を呼んで演奏したりはしたけれど、ちゃんとしたステージは高校の軽音楽部の夏合宿の最終日でした。うちの高校の軽音楽部は1年生の学園祭までは部活動のコーチが指定したバンドメンバーで活動するというルールがあったので、このときはまだリュックと添い寝ごはんを組む前のバンドですね。
そのときはコーチから演奏する曲も指定されていて、そのときやったのは確かストレイテナーの「Melodic Storm」で。当時から頑なにギターボーカルをやっていましたね。いまのメンバーもそのライブを観ていたし、かなり緊張しました(笑)。
堂免英敬(Ba):2017年3月 中学3年生のカラオケボックス
まず、ユウの「頑なにギターボーカルをやっていた」を補足すると、うちの軽音楽部は「一人前になるまでギターボーカルには手を出すな」という風習があったんです。当時在籍していた部員は先輩含め全員ギターボーカルをやっていなかったのに、ユウは入部当時から頑なに「ギターボーカルをやりたい」と言って聞かなくて、夏合宿でユウがギターボーカルでライブをしたら、ギターの先輩たちから「あいつ1年のくせにめちゃくちゃ生意気じゃねえか!」って視線を向けられてました(笑)。
僕が初めてステージに立ったのはユウと同じく高1の夏合宿だけど、初めて人に向けて演奏したのは中学校3年生の卒業間際の頃です。同級生のひとりが海外に留学するから、仲のいい友達グループでそいつの送別会をすることにしたんです。カラオケの大部屋に安いお菓子を持ち寄ろうと計画して、そしたら友達のうちのひとりがアコギを持っていくと言い出して。そのとき僕はずっとひとりでベースの練習をしていたから「じゃあギターとベースでデュオをやろう」と提案したんです。
いま考えるとすごく変な編成だけど、あのときにスピッツの「空も飛べるはず」を留学する子に向けて演奏したのが、すごく楽しかったんですよね。だから高校に入学して友達に軽音楽部の仮入部に誘われたときに「行ってみようかな」と思ったんだろうし、音楽人生のきっかけみたいになった日でした。
ぬん(Gt):2017年8月「School's Out五反田大会」@目黒LIVE STATION
友達が高校生バンドの大会に出てたんですけど、「ギターが足りないから、ぬんちゃん出てよ」と言われて、高校2年生のときに人数合わせで出たのが最初のステージです。キャパは250人くらいの会場だけどお客さんはパンパンで、僕が参加したバンドがそこで優勝しまして(笑)。それで決勝大会に勝ち進んで、渋谷のO-WESTでライブをしましたね。
宮澤あかり(Dr):小学生時代のサマーフェスタor小学生バンド合戦
記憶がめちゃくちゃ曖昧なんですけど、小学生のときに児童館の子たちとバンドを組んでいて、ステージ付きの公園で学校の先生やPTAが開催したサマーフェスタでライブをやりましたね。あと都か区かどっちかがやっていた「小学生バンド合戦」みたいな大会がホールで開催されて、合いの手として参加しました(笑)。ほとんど記憶はないんですけど、特に緊張もせず楽しくやっていたことだけは覚えています。
編集部:メンバー同士でも知らなかった初エピソードも飛び出した神回!4人それぞれではありますが、みなさん当時から自然と音楽にまつわるそこはかとない自信が溢れていたんだと思いました。リュックと添い寝ごはんのみなさん、ありがとうございました!







