先日、毎年恒例となる新年祭を大盛況に終えたCaravanが、東京2DAYSで行うスペシャルライヴの開催を発表した。
会場は、渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール。
1日目は「“The Folky Smoky Revue” Returns」と題し、生ピアノを取り入れた盟友 堀江博久とふたりでの特別なアコースティックステージを行う。2日目は「“Radio the Caravan”~All Request Day~」と題して 入場時にリクエストカードを書いてもらい、ステージ上で引いた曲順にLIVEが進んでゆく、SETLISTの流れが全く予想できない弾き語りLIVE。
また、今回のスペシャルライヴは、2日通し券や子供と一緒に気軽にライブを遊びに来れるように親子席の販売も設定されている(先行販売のみ)。
チケットは、Caravan オフィシャルサイトにて本日20:00よりオフィシャル先行が開始される。
2月2日に開催された「Caravan LIVE EXTRA SPECIAL "新年祭" 2020」のライブレポートが到着!!
Caravan LIVE EXTRA SPECIAL "新年祭" 2020
2020年2月2日(日) CLUB CITTA'
取材・文:兵庫慎司 / 撮影:SUSIE
Caravanが毎年1月末もしくは2月頭に川崎市で行っている『新年祭』が、今年は2月2日に開催された。Caravanから参加者にプレゼントが用意されるのが毎年の恒例になっており、今年はCaravanラバーコインケースと振る舞い酒(アンテナアメリカのクラフトビール)が、全員に贈られた。
年によって編成や内容がさまざまに変わるこの企画、今年は宮下広輔(ペダル・スチール、ギター)、高桑 圭/Curly Giraffe(ベース)、椎野恭一(ドラム)、堀江博久(キーボード)、そして歌とギターのCaravan、というバンド編成によるライブで、「Good Morning」でスタートし、アンコールが「Seed」で締めくくられた全19曲のステージ。イントロが鳴るたびに、フロアいっぱいのオーディエンスから沸き起こる歓声が、「Wagon」や「Soul Music」といった代表曲では、いっそう大きくなる。
会場が広くても、バーやカフェでのライブのように、客席とステージの心理的な距離が近いのがCaravanのライブの特徴のひとつだが、この『新年祭』では、それがさらに顕著で、アルコールでご機嫌になったオーディエンスが上げた声に、瞬時にCaravanが反応して言葉を返したりしながら、アットホームな空気の中、曲が進んでいく。
中盤では「ハミングバード」「革命前夜」「On the road again」「サンティアゴの道」の4曲の、弾き語りコーナーが設けられる。「革命前夜」は2019年8月リリースの最新アルバム『The Universe in my Mind』の収録曲で、オーディエンスはみんなじっと耳を傾ける。2013年の発表以来、Caravanのライブにおいて最も重要な曲のひとつとなっている「サンティアゴの道」では、ペダル・スチールで宮下広輔が加わった。
アンコールでは、作ったばかりだという、まだ音源になっていない新曲「Magic Night」が披露される、というサプライズもあり。ラストの「Free Byrd」では、大きなシンガロングが、曲が終わるのを惜しむように、いつまでも続いた。
なお、アンコールで、次回のワンマンがアナウンスされた。5月30日(土)31日(日)、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで2デイズ。1日目は生ピアノを取り入れた堀江博久とふたりでのアコースティックステージで、2日目はいわゆるリクエスト・ライブ。ただし事前に聴きたい曲を募るのでなく、入場の際に希望曲を書いてもらって箱に入れ、本番で本人がそれを取って弾き語りで歌う、という、きわめてアドリブ性の高い方法で行うそうだ。それを知ったオーディエンスは、さらに大きな歓声と拍手をCaravanに贈った。