アンティック-珈琲店-の初めて立ったステージ
Text：牧野りえ
編集部：それぞれ、初めて立ったステージを教えてください！
大学生の時に僕、社交ダンス部に入ってたんですよ。大学が結構男子が多かったんで、オアシスを求めて社交ダンス部を選んで。毎週、女子大へ練習に行ってたんですけど。大会になるといろんな大学が参加するんですね。社交ダンス部がある大学ってお嬢様ばっかりだしどうせならモテたいじゃないですか。大会に出るためには髪の毛を固めてオールバックにしなきゃいけないんですけど、当時もうヴィジュアル系バンドをやってたからもみあげを上げることに抵抗があってさりげなく下ろしてたんですね。そしたら主将から“お前、何やってるんだ。髪の毛ちゃんとしなさい”って注意されて（苦笑）。いろんな人とペアで踊るんですけど、踊り続けるにはずっと勝ち残らないといけないくて。自分の番号が呼ばれないとそこで終了なんですよ。僕は１分持ちませんでしたね……（苦笑）。
幼稚園の時にエレクトーン教室に通ってたんですけど、市民会館みたいなところでやった発表会が初ステージですね。1人じゃなくて7、8人の大人数だったんですけど。曲名は覚えてないんですけど、ちょうどJリーグが始まった年だったのかな？サッカーブームで、Jリーグの曲を弾いたのを覚えてます。
中1の文化祭の時に3人組でコントをやったのが初めてのステージです。1人見た目がちょっとサルっぽかったんですよ。それで俺が“町に猿が出た。その猿がすげえ頭がいいんだよ。自販機でジュース買うんだ”って言ってもう1人を連れてくるんですけど、おの猿を見てツッコミ役の子が“誰々の兄ちゃんじゃねーか！”って言うネタをやった記憶があります。全然ウケませんでした（笑）。でも準備してる間は楽しかったですね。
ピアノのコンクールですね。ステージに出て行ってピアノの前に座ってふと右を見たらすごい人がたくさんいて。初めてフリーズすることを覚えました。手も足もガタガタ震え出したんだけど、最初はなんで震えてるのかわかんないんですよ。初めての経験で。それがトラウマになって、次から“出たくない、出たくない！”って言ってましたね（笑）。
僕は高校2年の時にバンやろ（『BANDやろうぜ』）で知り合った人たちと一緒にバンドを組んでたんですけど、楽器屋とスタジオが一緒になってる仙台のBIG BOSSでやったライブが初めてのステージですね。メンバーはみんな僕よりちょっと年上で、リーゼントに革ジャンのわかりやすい田舎のヤンキーっていう感じだったんですよ。その初ライブの時もメンバーの仲間がいっぱい集まってて、僕が呼んだ友達は肩身が狭くて。“永田くん大丈夫？お友達なの？”みたいな（笑）。
編集部：みくさんが社交ダンス経験者だなんてビックリ！
アンカフェのみなさん、貴重なエピソードをありがとうございました！
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