槇原敬之「今年の冬」
槇原さんの冬の曲と言えば「チキンライス」で、もちろん大好きなんですけど、今この場で「チキンライス」って言っちゃうと、当然のことだから印象が薄れるかなと思って、あえて「今年の冬」にします。クリスマスもあり、正月もあり、ニューイヤーの感じも全部含めた、どの国にも通用する冬のラブソングとして、師匠レベルで僕が大切にしてる曲です。特に好きなのは、「今年の冬」っていうタイトルなのに、「今年の冬も僕には」っていうサビの歌詞があって、次になんて言うんだろう?って思ったら「君がゆっくり積もる」って、これヤバいなっていうのはあります。何を食ってどんな時間過ごしてたら、こんな歌詞出んねやろ?って思います。この街のあたたかいものに対しても「君にはかなわない」っていう、すごい比喩だなっていうのと、愛のある人だなっていう、その人の心の豊かさが感じられる曲だから、僕は好きですね。