細川さんが、初めて行ったライブは?
中学3年生の時、(故郷の)愛媛県新居浜市に来たザ・ベンチャーズ。鴻上(尚史)と二人で行って、帰り道に自転車こぎながら、「やっぱりすごいね、楽譜見ないであんなに弾けるんだ」っていうどうでもいいところに感動してました(笑)。田舎の子ども丸出しだね。
それはでも、来てたから行ってみたというくらいで、自分でちゃんと意識して行くようになったのは大阪の大学に入ってから。せっかく大阪にいるんだから色んな人のを観ようと思って、クラプトン、レインボー、スコーピオンズ、ジューダス・プリースト…とにかく、来るものは全部追いかけてました。
──基本、洋楽なんですね。
うん、時代的に、インテリは洋楽を聴くもんだっていうのがあったから(笑)。というのは冗談で、中学の頃からプログレ系が好きだったんですよ。入口はディープ・パープルで、《ハイウェイ・スター》を聴いて雷に打たれた。東京に出て来てから、ディープ・パープルのライブももちろん行きました。そう言えば、それも鴻上と一緒だったね(笑)。
──細川さんの音楽への情熱に加えて、鴻上さんとの“幼なじみ感”も伝わる素敵なお話、ありがとうございました!