ロンドン出身のソウルシンガー、シールがモントリオールの街角でストリートミュージシャンと共演した模様がネット上で公開され話題になっている。
ストリート・ライブに突然のグラミー受賞歌手の飛び入りパフォーマンス。モントリオールのストリート・パフォーマー、ジェイソン・ディース・ピットレさんの演奏の後半にいきなり乗り込んできた大きな男。よく見ると映画『バットマン・フォーエヴァー』の主題歌「Kiss From A Rose」のナンバーワンヒットなどで知られるシールだったというのは、彼のトレードマークともいえる顔の傷跡ですぐに判明。
シールはピットレさんと談笑した後、「スタンド・バイ・ミー」を歌うことを提案し、しばし共演した。
実はストリートミュージシャンのピットレさん、子供の時に最初に買ったテープがなんとシールのアルバムで、11年前に音楽活動を始める、はるか前から彼のファンだったというのだ。たまたまとは言え、自分の音楽ルーツともいえるミュージシャンとの共演が突然実現したこともあり「最初はフラッシュモブの一種かテレビ番組のヤラセ企画かと思った」とコメント。ただ本当にシールはこの日バンドと別行動で観光を楽しんでいたそうだ。
やはりプロは凄いなと思うのは、それまで全然人がいなかったにも関わらず、「スタンド・バイ・ミー」を歌う聞き覚えのある歌声に吸い寄せられるように、あっという間に40人ほどの人だかりが出来きたという話。ビデオを見る限り歌のパワーというか、声の響き方が尋常じゃないくらい大きく、すぐに正体がバレてしまうのも納得である。
記事提供:AOL News