このところネットを使った謎のカウントダウンというプロモーション手法が度々話題になるが、アメリカのバンド、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが、ウェブページを新たに開設しカウントダウンを開始した。この新ページ、活動再開などを含め様々な憶測が流れている。
https://t.co/75MECE1j0j #TakeThePowerBack pic.twitter.com/CqGGIGK9Z9
— RageAgainstheMachine (@RATM) 2016年5月17日
今回彼らが公開したのは、トレードマークとなっている拳を振り上げたロゴで、一秒ごとにカウントダウンを続けており6月1日に何らかのアナウンスがあると予想される。またこの一連のキャンペーンで、ソーシャルネットで使用されると思われるハッシュタグ「#TAKETHEPOWERBACK」という言葉や、サイトのドメイン「prophetsofrage.com」=「Prophets of Rage」という言葉から連想されるメッセージなど、話題は尽きない。
ここからは謎解き的にはなるが、「Take The Powrt Back」というのはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの1992年のデビュー作の収録曲名、そして「Prophets of Rage」はヒップホップ・レジェンド、パブリック・エネミーの曲名ということだ。
この関連性を裏付けるように、チャックDが昨日RATMのライブ映像をツイッター上で紹介していることから、「RATMとパブリック・エネミーのカップリングツアーの発表説」「両グループのメンバーによる新プロジェクトの発表説」の2つが浮上している。
アメリカのビルボードとStererogumは、「Prophets of Rage」はプロジェクト名でトム・モレロ、ティム・コマーフォード、ブラッド・ウィルク(RATM)の3人とチャックD(パブリック・エネミー)、B=リアル(サイブレスヒル)の5人によるスーパー・グループが結成されると報じている。
いずれにしても6月1日に全ての真相が明らかになるが、政治的なメッセージを前面に出してきたRATMとパブリック・エネミーの合体と、ややスタンスが違うチカーノ系のサイプレス・ヒルの連携が社会に与えるインパクトは大きいだろう。
大統領選を控え不穏なアメリカ社会において「Take The Powrt Back」の歌詞にある「取り戻せ。お前たち皆で、さあ行くぞ!」というキーワードも、何やら意味深である。
Has anyone seen these mysterious posters appearing around Los Angeles? #TakeThePowerBack https://t.co/UhG07gziJz pic.twitter.com/UomEzhRR5u
— FlippenMusic (@flippenmusic) 2016年5月17日
Rage Against The Machine – Bulls On Parade – Live At Finsbury Park, Lond… https://t.co/JB3o9KaupZ via @YouTube
— Chuck D (@MrChuckD) 2016年5月17日
■参照リンク
http://prophetsofrage.com
記事提供:AOL News