ポルトガルのリスボンからスタートするAC/DCのヨーロッパ・ツアーに向けて、ガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・ローズが、メンバーと共に映像に登場した。
オーストラリア出身のロックンロール・レジェンドは、長年2代目のヴォーカルを務めたブライアン・ジョンストンの聴力損失のリスクを回避するために、急遽解雇を発表。サプライズ人事として今年、オリジナルメンバー3人で再始動したガンズ・アンド・ローゼスのフロントマンに白羽の矢をあてた。この奇跡的なコラボレーションによるライブは5月7日よりスタートする。
映像ではアクセルが「これはチャレンジだ。俺たちは凄く楽しみにしている」とコメント。アンガス・ヤングが「リスボン、俺たちは来たぞ。ポルトガルに来れて興奮しているよ。最高のロックショーをみんなに贈るためにやって来たんだ。会えることを待ちわびているよ」とコメントしている。
この映像で見られる、アクセルの何ともいえない抑えた立ち位置に違和感を感じる人も多いかもしれないが、レジェンドAC/DCとその5万人のファンに対峙するという初体験の前に、天下のガンズ・アンド・ローゼスのフロントマンもやや緊張気味の面持ちだ。
先月、ブライアン・ジョンストンの代替ボーカルで急遽決定したアクセル・ローズに不満なオーディエンスに対して、ヨーロッパ・ツアーの返金に応じることを発表した主催のライブネイションだが、特にベルギーでは7000枚もの払い戻しがありスペインでも同様の動きがあったという。しかし当のアクセルとAC/DCサイドは「(AC/DC with アクセルを見たい)新たなチケット購入者も大勢いるので全く心配してない」と語っている。
記事提供:AOL News