レディオヘッドが新曲を電撃リリース!謎で拡散する超低予算プロモーションも話題に

ニュース | 2016.05.06 19:30

レディオヘッドが5月3日に、突如新曲「Burn The Witch」の発表に合わせミュージック・ビデオを公開した。楽曲はApple Musicなどの配信サイトなどでもリリースされ、数多くの定額サイトでも聴くことができる。

6月にリリース予定とされている9作目のニューアルバムからのリードトラックとみられる本楽曲だが、発売数日前から謎のウェブ予告が次々と展開され、レディオヘッドの新たな活動に関するアクションとして様々な憶測が流れていた。

一連の流れとは

4月末、ファンに向けて「Sing the song of sixpence theat goes”Burn the witch”」というメッセージ入りのポストカードを送付

5月1日、レディオヘッドの公式サイト、ツイッター、フェイスブックの全てのコンテンツが削除される

5月2日 鳥がさえずるクレイアニメの映像をインスタグラムに投稿

Radioheadさん(@radiohead)が投稿した動画

5月3日、「Burn The Witch」のイントロ動画、続いて楽曲の前半のミュージックビデオを投稿(この時点では曲の正体は不明)

Radioheadさん(@radiohead)が投稿した動画

Radiohead – Burn The Witch. www.radiohead.com

Radioheadさん(@radiohead)が投稿した動画 –

5月3日、「Burn The Withch」のミュージック・ビデオを公開

これまでもウェブを使ったプロモーションや、配信リリース、販売方法など新しい手法を次々と表現して来たレディオヘッドだが、今回の新曲に関してもウェブやソーシャルメディアの口コミを巧みに利用し、効果的に新曲のリリース情報を拡散することに成功している。

特にファンに無作為で謎めいたポストカードを送付した結果、ツイッターで様々な憶測を流す?自身の公式SNSを消すことで何らかのアクションを示唆する?次々と短いビデオを投稿する?新曲を発表と、1曲のプロモーションに数千万もの予算をかけるアーティストが存在する一方で、今回レディオヘッドは、ポストカードの郵送料とミュージックビデオの制作費だけで世界中のリスナーへ新曲をリーチさせていることになるわけだ。

ちなみに発表された「Burn The Witch」。多くの証言から「これまでのレディオヘッドの作品とは全く違う内容」というコメント通りに、ストリングスを前面に出したサウンドなど、これまでの路線とは一線を画したスタイルが垣間見えつつも、トム・ヨークのヴォーカルスタイルは変わらずといった印象。

今月後半よりツアーをスタートする彼らだが、新しい楽曲の演奏方法などにも注目が集まっている。

記事提供:AOL News