6月28日(水)にリリースされる3rd アルバム『溜息の断面図』より、最大の問題作であり、この”怒り”のアルバムを象徴するナンバー「終わりの始まり」のMusic Videoがこのアルバムからは初めてフルサイズで公開された。
「限界だ全部 殺されてしまったみんな 麻酔が効いちゃって不幸せが大好きだ」
というサビが待ちかまえるこの曲は、閉塞感のある日常の”生きづらさ”と心情をありのままに描写し、誰もが飲み込んだままにしている「限界だ」「殺されてしまった」というストレートなフレーズをきっぱりと言い切ったキレ味鋭いナンバー。一部ラジオ局ではOAを躊躇われていることもあり、急遽映像化(歌詞入りで)して公開されることとなった。
ハルカトミユキ『終わりの始まり』
また、アルバム発売に向けて特設サイトが公開。音楽ジャーナリスト 宇野維正氏のライナーノーツや、本人たちによる楽曲解説など、アルバムへの期待が膨らむ非常に見応えのあるものとなっている。尚、Gt/Vo のハルカは、このアルバムに対して、以下の文章を寄せている。彼女にとって、歌とは?言葉とは? 今作に向ける決意と意気込みが感じられ、アルバムへの期待は募るばかりだ。
ハルカ(Gt/Vo) コメント
溜息が溜息のままなのは、違和感が違和感のままなのは、
それを表現する言葉を持っていないから。
それをチープで安直な言葉に置き換えて、自分を騙したり他人を攻撃することは容易い。
でもそうして言葉を選ばなくなることは思考停止です。
情報の玉石混淆甚だしく感受性を守ることすら難しいこの時代に、歌に何ができるのか。
言葉によって世界が創られたならこれから世界はどんどん狭くなっていく。
それをどうにかせき止めるために。
このアルバムを作りました。
ハルカトミユキ 『Stand Up, Baby』
ハルカトミユキ 『わらべうた』