3月25日、キューバの首都ハバナで行われたザ・ローリング・ストーンズ初のキューバ公演。オバマ米大統領のキューバ訪問で一気に雪解けムードとなったキューバと欧米諸国の交流を象徴するようなストーンズの公演には50万人の観客が集まった。海外メディアもその模様を伝えたが、キューバのコミュニティメディア「Cubanos por el Mundo」が、このライヴの模様を収めた映像を公開した。
この日のライヴで18曲を演奏したストーンズだが、今回公開されたのはオープニングの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」。映像はやや粗めではあるが、歴史的コンサートの瞬間を捉えた映像としてネット上でも話題になっている。
その他にもアンコールの「無常の世界」(You Can’t Always Get What You Want)や、ニュース映像としてプロショット映像とコンサートでのオーディエンスの会場での反応やインタビュー、さらには多くのオーディエンスがスマートフォンや、アクションカメラで動画や写真撮影している姿などが映しだされている。
これまで社会主義政権の中で「タブー」とされていたロック・ミュージックが、キューバ国民に熱狂的に受け入れられた日として歴史的な一日のドキュメントとしても興味深い。なお今回のキューバ公演は将来的に映像化される予定だが、今のところ具体的なスケジュールなどは発表されていない。
■参照リンク
The Rolling Stones 公式サイト
記事提供:AOL News