今シーズンMLBシカゴ・カブスとマイナー契約を結び、新天地でのメジャー昇格を目指す川崎宗則が、移籍先のシカゴ・カブスの選手たちのカラオケイベントに参加、エアロスミスの名曲を熱唱し歓声を受けた。
「マイ・ドリーム・スピーク・イングリッシュ・アンド・ワールドチャンピオン・ウィズ・ユー」=「英語を話して、みんなとチャンピオンを獲ること」と相変わらず片言だが、チームメイトの心を揺さぶる挨拶で心を掴んだカワサキは、映画『アルマゲドン』のサウンドトラックでもお馴染みのエアロスミスのバラード「ミス・ア・シング」を絶唱。
笑い声が盛れる中チームメイト全員が日の丸のハチマキをしながら応援、サビを全員で合唱。実はこのハチマキ、川崎が新しいチームメイトのために用意したもので、挨拶代わりとしてはあまりにも粋な演出だ。この手の体育会系ノリはアメリカの野球野郎たちにも大ウケで、早くもコミュニケーションはバッチリなようだ。
昨年、プレーオフに進出するなど大躍進を遂げたトロント・ブルージェイズでも、試合に出場しなくてもチームを鼓舞するモチベーターとしてチームメイトの間でも人気者だった川崎。今季加入したシカゴ・カブスは、今年のMLBの中でも屈指の戦力で優勝候補との呼び声が高いチームで、選手層の厚さからメジャーへの昇格までの道のりは厳しいものになりそうだ。
チームの一体感や、歓迎ムードはキャンプやオープン戦の今の時期ならではだが、これからはチームメイト全員がメジャーを目指すライバル。今年もマイナーから這い上がる川崎の挑戦に大注目だ。
記事提供:AOL News