リーガルリリーが、約2年半ぶりとなるフルアルバム「kirin」を8月28日(水)にリリースすることを発表した。
地上に足を付けながら、宇宙に一番近い目線を持つ生物として”きりん”をAL全体のモチーフに掲げた本作は、メンバーコメントにもあるようにきりんの目線で生きてみたいという独創的な思いが込められている。現実とファンタジーの境界線を縦横無尽に表現してきたリーガルリリーらしい表現で、”ねぇきりん、何が見える?”と問いかけるように、閉じこもった自分の心の内から、新しい視点への出会いを願った作品に。
CDは通常盤と初回生産限定盤の2形態でリリースされ、初回生産限定盤には2023年7月2日(日)に日比谷野外大音楽堂で行われたワンマンライブをアンコール含め全曲収録。さらにBonus Trackには野音ワンマンの会場クロージングSEとして使用された未発表曲「sayouna ra asa!」も収録。また新曲たちの中には、メンバーの尊敬するミュージシャン/アレンジャーと共作した作品も複数収録されるとのことで、続報を楽しみに待とう。
またAL収録曲「天きりん」を7月7日の七夕の日に配信リリースすることも決定。
「天きりん」はアルバムのテーマを背負ったオープニングナンバーとして、ここではない場所への渇望を、地に足を付けながら掻き鳴らすギターロックチューン。
さらに全国ワンマンツアー「わたしたち、はだしたち」の追加公演の開催が、台湾と東京で決定した。今年はバンド結成10周年ということで、リーガルリリー初の海外単独公演を10月11日(金)に台北THE WALL Live Houseで開催する。これまでカナダ、アメリカ、中国と海外でのライブも行ってきたが、台湾でのライブは今回が初めての機会となる。そして東京は10月16日(水) 恵比寿LIQUIDROOMにて、ツアーファイナルとして実施が決定。
東京公演の先行チケットは本日、台湾公演は7月13日(土)から受付スタートとなるため、この機会をお見逃しなく。
●Vo.Gt.たかはしほのか
わたしはわたしの体で立って
わたしはわたしの心で絶って
わたしはわたしの目線で発って
いつも通りをつくってた
きりんの体で建ちたくて
きりんの心で断ちたくて
きりんの目線で起ちたくて
それでも空を見上げて
泣きたい。
●Ba.海
私と同じように地上を歩き、宇宙に一番近い目線を持つきりんに、この世界はどう見えているのだろう。
私と同じように地上を歩き、私とは違うあなたに、この世界はどう見えているのだろう。
わからないからこそわかりたい、そんな憧れと好奇心を私たちなりの挑戦という形で表現しました。
子どもの頃、私たちは窮屈な日々を乗り越える魔法を知っていました。
それは自転車のサドルをいつもよりほんの少し上げることや、なんでもない夜に望遠鏡を覗くことだったと思います。
このアルバムを最後まで聴いた時、あなたに想像もしなかった世界が広がりますように。
そしてその世界がいつもと同じものだと気づいて、少しだけ笑えますように。