スコップに1本の弦、というミニマムな楽器をカスタマイズしメタルサウンドを奏でるギタリストがネット上に演奏動画を投稿し、その無限の可能性に賞賛の声があがっている。
ロブ・スキャロンというこのギタリスト、古びたスコップ(ショベルと記してあるが形状的に日本ではスコップと呼ばれている)に括りつけたたった一本の弦で、ディストーションで歪みまくりのド迫力のギターリフを奏でる。かなりショボイつくりながら、見た目のインパクトは凄い。森の中で演奏するというメタルの様式美ともいえる映像もナイスである。
このギターをアップで映した映像を見る限り、本当にギターに弦を1本括り付けているだけで、弦もダクトテープで留めるというテキトーすぎる仕様に驚き。ただこのスコップギター、メタラー御用達のEMGピックアップを使用しており、EMGの歪んだサウンドは「どんなショボいギターでもEMGの音がする」という言葉を裏付ける意味でも興味深い。
このロブというギタリスト、普通のギターでも速弾きの名手ということもあり、一弦だろうがかなりセンスを持ちあわせている人物のようだ。
記事提供:AOL News