1月に発売されたデヴィッド・ボウイの遺作『★(ブラックスター)』は、リリース直後の衝撃の死と、それを暗示するような「黒い星」というタイトルで、悲しみと同時に驚きを我々に残して行ったが、このアルバムのアナログ盤のアートワークには、まだ数多くの秘密が隠されているそうだ。
デザイナーのジョナサン・バーンブルックは、BBC6のメリー・アン・ホッブスのラジオ番組で「さらに仕掛けがまだまだあるんだ」とコメント。隠された最も凄い仕掛けは、まだ誰も気がついていないものだとか。
本作のアナログ盤は太陽光を当てると銀河が浮かび上がるという仕掛けが大きな話題となったが、その他にもブラックライトを当て見える青い星など、シンプルなアートワークに幾つものトリックが施されている。
バーンブルックが証言するには「たくさんのブラック・スターが他にもある」というが、それは「すぐに見つかるかもしれないし、そうではないかもしれない。しかも最大のものはまだ発見されていない」とのこと。ひょっとすると今後、数年に渡りこの「ブラックスターに隠された数多くの謎」は、ボウイが生前に残したメッセージとしてファンに宿題を与え続けるのかもしれない。
年を開けると早いものでボウイの没後1年を迎えるが、キャリアの最後にデヴィッド・ボウイは、問題作にして傑作アルバム『★』を残してくれただけでなく、粋な仕掛けで今なお我々を楽しませてくれているのだ。
You may have heard what happens if you expose it to sunlight. Well, it turns out that if you put the Blackstar LP under a blacklight…. pic.twitter.com/WvDg7xkF8t
— Matt (@RobboRobson21) 2016年11月13日
記事提供:AOL News