2023年2月13日、星の海に旅立たれた松本零士を偲び、劇場版『銀河鉄道999』のシネマ・コンサートの特別追悼公演が北九州と東京で開催されることが決定した。
「銀河鉄道999シネマ・コンサート」は、これまで2021年2月に東京と大阪(堺)で初演され6月に再演、11月に劇場版2作品の一挙上演、22年1月に大阪で再演され数多くのファンを魅了してきた。YouTubeで公開した東京初演のダイジェスト動画は、80万回を超える再生数に及び、松本零士の訃報後は、追悼のコメントも多数寄せられている。
シネマ・コンサートとは、映画のセリフや効果音はそのままに、音楽パートをオーケストラが本編(全編)上映に合わせて生演奏するもので、映画をライブ感覚で楽しめるエンターテインメント。「銀河鉄道999シネマ・コンサート」では、スペシャル・ゲストに主題歌&挿入歌を担当したゴダイゴのタケカワユキヒデが参加し、オーケストラをバックに歌う。
劇場版「銀河鉄道999」の音楽は、青木望作曲、子供のころからクラシックが大好きであったという松本零士がリクエストした叙情的なバイオリンの旋律が印象深く作品を彩る。主題歌はTVやCMでもお馴染みの「銀河鉄道999 / THE GALAXY EXPRESS 999」。松本零士は、過去のインタビューで「音楽は映像中の人物の体を支えて一緒に立ち上がってくる。映画『銀河鉄道999』では、それが実現できました」と語っている。シネマ・コンサートでは、マエストロ:栗田博文のもと、国内屈指の名門オーケストラ、九州交響楽団(北九州公演)、東京フィルハーモニー交響楽団(東京公演)が大スクリーンでの映画全編上映に合わせて生演奏でお届けする。
初演の際のインタビューで松本零士はこう語った。
「『限りある命だからこそ頑張り、歯を食いしばって、成し遂げるぞという強い志を持ち続けよう』というのがメッセージです。1つの私の思いの物語は、まだ終着駅には着きません。始発駅に戻ることもない。『999』同様、私の旅にも終わりはないのです。」
大スクリーンに映える壮大なスペースファンタジーとオーケストラの生演奏が引き起こすシネマ・コンサートならではの感動体験、松本零士が描き示してくれた世界を、シネマ・コンサートで、“時の輪の接する”会場で、体感してほしい。
北九州・東京各公演のチケットは一般発売に先駆け、本日(6月15日)12時より先行受付(先着)がスタートする(ピクチャーチケット受付有)。チケット申し込み詳細は公式サイトでチェックしよう。