2008年に出版され、全米を中心にベストセラーとなった「Home」の日本語版「HOME A Memoir of My Early Years 日本語訳」が6月16日(金)に発売される。
本書は、ジュリー・アンドリュースが『メリー・ポピンズ』の撮影のため、イギリスを出てハリウッドに向かうまでの回想録。1935~1963年が描かれ、続編は『ホーム・ワーク』1936~2017年のハリウッドが描かれている。この本は批評家から大好評を博し、ロサンゼルス・タイムズ紙、ニューヨーク・タイムズ紙は彼女の文章の質の高さを賞賛した。2008年4月27日付のニューヨークタイムズ紙の成人向けノンフィクションベストセラーで第1位になった。
これまで日本のファンの多くは、映画でしかジュリー・アンドリュースを観ていない。本書には、それ以前の彼女の姿が赤裸々に綴られている。ジュリー・アンドリュースの幼少期、戦時下のロンドン、戦後の復興の中、10才で家計を担うためにステージに立ち、地方興行を続ける。17才でNYへ渡り、ブロードウエイで活躍するまでの下積み期間。ミュージカル史上最大の金字塔である「マイ・フェア・レディ」が誕生するまでの楽屋話。大物スターであるレックス・ハリソンが初演で怖じ気づくエピソードなど、ミュージカル・ファンなら驚くような裏話が満載である。
「HOME A Memoir of My Early Years 日本語訳」の発売に先駆け、6月4日(日)に東京国際フォーラム・ホールAで開催される「メリー・ポピンズ シネマ・コンサート」の会場ロビーにて先行販売を実施することが決定した。「メリー・ポピンズ シネマ・コンサート」とは、映画のセリフや効果音はそのままに、音楽パートをフル・オーケストラが大スクリーンでの映画全編上映に合わせて生演奏する、映画+コンサートをライブ感覚で体感できる贅沢なエンタテインメント。
原作:P.L.トラヴァースの小説「メアリー・ポピンズ」を元にウォルト・ディズニーが映画化した実写とアニメーションが織り交ぜられた革新的ミュージカル作品「メリー・ポピンズ」。音楽を手掛けたリチャード・M・シャーマン(弟)、ロバート・B・シャーマン(兄)は、アカデミー賞® 、グラミー賞® など数々の賞を受賞したディズニー音楽のレジェンド。『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(Supercalifragilisticexpialidocious)』『チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee)』『お砂糖ひとさじで(A Spoonful of Sugar)』など思わず口ずさんでしまう物語を彩る楽曲の数々。世界中の人の心を魅了し続けるジュリー・アンドリュースの歌唱部部分は、映画音声のまま再生され、生演奏の中で歌っているような感覚でお楽しみいただける。
6月16日(金)の本書発売に先駆け、ぜひコンサート会場で本書を手にとっていただきたい。