今月12月21日(月)川崎・等々力陸上競技場「中村憲剛選手引退セレモニー」にて、常田真太郎(スキマスイッチ)×SHISHAMOの初の特別コラボによる中村憲剛に捧げる楽曲『天才の種』を「KENGO Thanks VTR」楽曲として披露した。
『天才の種』は引退を発表した中村憲剛へ向けて書き下ろした楽曲となっており、作詞・編曲 常田真太郎(スキマスイッチ)と作曲・宮崎朝子(SHISHAMO)で制作。
物語の始まりを感じさせるピアノから始まり、徐々にダイナミックになっていくバンド演奏と、夢を追いかけ努力し、「続ける」ことで小さな種を育て、キレイな花を咲かせるのではなく、大きな木が育つというこの楽曲のストーリーは、中村憲剛選手の人生と重なるように制作された楽曲であり、今夢に向かって努力している人や一度立ち止まってこれからの人生に向かう人へ寄り添い後押ししてくれる楽曲でもある。
まさに中村憲剛選手の引退という門出に捧げる一曲となっている。
そして、引退セレモニーにて披露した『天才の種』が本日より急遽配信がスタートし、「KENGO Thanks VTR」も川崎フロンターレオフィシャルYouTubeチャンネルにて公開された。
そして、今回の「KENGO Thanks VTR」公開・「天才の種」配信リリースにあたり、川崎フロンターレ中村憲剛・常田真太郎(スキマスイッチ)・宮崎朝子(SHISHAMO)からコメントを発表した。
この度、スキマスイッチの常田真太郎さんとSHISHAMOのみなさんがタッグを組んで自分の引退セレモニーのために素晴らしい楽曲を作ってくださいました。
しんたさんとSHISHAMOのみなさんが組んでいただくと聞いた時から完成を心待ちにしてました。
セレモニーで流れたVTR、イントロが流れ出した瞬間からそれまで我慢していた涙が止まりませんでした。そして、スピーチでも話しましたが、それまで他人事のように感じていた自分の引退がこの楽曲を聞いたことで一気に現実のものになりました。
音楽は人の心を動かす力があります。
この「天才の種」からしんたさんとSHISHAMOのみなさんの自分への想いを感じて、心が震えました。
セレモニーに来てくれた人、LIVE配信を見てくれた多くの人から「あの歌すごい良かったよね」と言ってもらえました。自分のことのように嬉しかったです。
それと同時に、より多くの方にこの楽曲を聞いて欲しい、そして届いて欲しいなと思いました。
それが今回実現することになり、本当に嬉しく思っていますし、実現に向けて動いてくださった多くの方に心からの感謝を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
この素晴らしい楽曲を自分のために作ってくれたこと、それをその場だけの物にせず多くの人に届けようとしてくれたことがとても嬉しいですし、自分は本当に幸せ者です。
みなさんがこの楽曲を聴いて、それぞれがそれぞれの天才の種を育てて大きくして欲しいと思いますし、この楽曲がみなさんにとっても大切な一曲になることを願っています。
◾️楽曲制作に至った経緯、楽曲について(楽曲に込めた想い)
9月末あたりに入ったくらいにケンゴ本人から引退の報告を受け、そのすぐあとに川崎フロンターレから正式に楽曲制作のオファーをいただきました。
昔、引退などまだまだ先の頃に「いつか引退する時は俺が曲作ってケンゴのハイライト動画を作ってもらう」と話してたことがついに現実となり、そこで本当にケンゴは引退するんだなと実感しました。
ただ、せっかくならフロンターレに縁のあるミュージシャンと一緒に作ってセレモニーをより盛り上げたいと思い、
後輩でもありフロサポ仲間でもありまたサッカー仲間でもあるSHISHAMOの三人にオファーしたところ快諾してもらい、この四人での楽曲制作となりました。
制作にあたってはやはりまず第一にケンゴが喜んでくれること、そしてケンゴ以外の人が聴いても受け入れてくれるような楽曲がいいなと思い、目線自体はケンゴ自身ということで描いてみました。
キッカケみたいなものはこちらだとしてもメロディーの主導権は朝子ちゃんに委ね、僕は歌詞の方で主導権をとらせてもらいました。
中でも歌詞を書くにあたってはケンゴ本人にリサーチして事実関係などを確認しながら書いていくスタイルにしたのですが、そのような書き方は初めてで、かなり興味深い作業になりました。
松岡ちゃんの正確なビート、よっちゃんの力強いリズムに朝子ちゃんのロックなギターと叙情的で素晴らしい歌、それに弦一徹さん率いる14人ものストリングスのアンサンブルが絡む豪華なサウンドに仕上がったこの「天才の種」を、
ケンゴを始め聴いてくれた皆さんが末永く愛してもらえたらと思います。
◾️配信に向けて
この度急遽配信が決まったこと、ものすごく嬉しく思っています。
キッカケはもちろんケンゴ一人のために作ったとこからスタートしていますが、それがどんどん広がっていくことはケンゴ自身も希望してくれていて、あのセレモニー会場の等々力で、またDAZN配信でじっと動画を観てくれた方がまたあの時を、そしてケンゴのキャリアを思い出してくれたら作者冥利につきます。
ただ、セレモニーの時のコメントでは本人を前にうまく言葉が繋げず伝えたいことの半分も伝えられませんでした…。
数々の逆境をいつも跳ね返し、その姿を隣で見て常に勇気と刺激をもらってきましたが、とにかく大変なことになった2020年すらも図らずもあんなにも素晴らしい引退セレモニーで締めくくらんとする中村憲剛は心底すごい存在だと思いました、ということはここで伝えておきたいです。
◾️楽曲制作に至った経緯、楽曲について(楽曲に込めた想い)
10月の中旬にしんたさんからマネージャーに連絡を頂いて、まず憲剛選手がフロンターレを引退するという話を聞きました。
信じられないという気持ちのあとに、サポーターとしてとても寂しい気持ちになりました。
そして一緒に楽曲を作ろうという話を受けました。
やるならSHISHAMOに声かけるしかないだろう!ということで声をかけてくれたそうで、とにかくそのしんたさんの気持ちが嬉しかったです。
ただ、私は今まで一度も共作をしたことがなかったので、とにかく何も分からない状態でしんたさんのスタジオにお邪魔して、ほぼ音楽の授業のような時間を過ごさせていただきつつ、様々なアイディアを出し合って曲が出来ていく過程は、とても実りのある時間でした。
色々勉強させていただいて、こんな機会をいただいて、しんたさんにもフロンターレにも憲剛選手にも感謝しかありません。
そして何より最高の楽曲が完成したので、あとは誰かの大切な曲になってくれたら嬉しいです。
◾️配信に向けて
今回しんたさんが書いてくれたこの歌詞を初めて読んだ時、ああ、これは憲剛選手の曲でありながらみんなの曲でもあるな、と感じました。
一人の人間の成長や努力の積み重ねを描いた歌詞なので、きっとこの曲に自分を重ねてくれる人がたくさんいるな、と思っていました。
なので今回配信が決定して、たくさんの人に聴いてもらえることがとても嬉しいです。
SHISHAMOとしても、初のコラボ楽曲ということで歌も演奏も新鮮なものになっているので、楽しんでもらえたらと思います。