韓国の伝統的な撥弦楽器、伽耶琴(カヤグム)でクラシック・ロックのレパートリーを中心にネット投稿しているルナ・リーというパフォーマー。3年前に公開したジミ・ヘンドリックスの演奏などでネット上でも話題になったが、その後も定期的に演奏を公開しレパートリーをどんどん増やしている。
琴に似たカヤグムだが、その歴史は古く、日本にも奈良時代に新羅から伝わり正倉院にも保存されているという。そんなカヤグムを電化=エレクトリック仕様にして演奏しているのがルナ・リーなのだ。
ここ最近の投稿でもヴェンチャーズの「パイプライン」やホワイト・ストライプスの「セヴン・ネイション・アーミー」など幅広い演奏を披露している。
なかでもヴェンチャーズではお馴染みの「テケテケ」も見事に再現!12弦を駆使しながらリフやアルペジオを弾きながらメロディも演奏するといった細かいことが出来るのが特徴だ。
色々ある中でも、楽器に合ってるのがシタールのメロディとの愛称もよいローリング・ストーンズの「黒くぬれ!」。これまで投稿した曲で最も視聴されているのはジミ・ヘンドリックスの「ヴードゥー・チャイル」だが、他にもスティーヴィー・レイ・ヴォーン、エリック・ジョンソンやジョー・サトリアーニといったテクニカル系ギタリストの楽曲、ソウルクラシックなど選曲がかなり渋い。
彼女の凄いところは2009年のユーチューバーデビューから7年以上もどんどん新しい曲をハイペースでアップし続けていること。一番最初の投稿はスティーヴ・ヴァイだったりとメタル・フリークの一面も見せており音楽ルーツも気になるところである。
記事提供:AOL News