レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーが、手話を使い会話すると言われる、ゴリラの「ココ」とのツーショット写真を、自身のインスタグラムやバンドのYouTube上に公開し話題を呼んでいる。
これは、絶滅危惧種に指定されているゴリラの保護を訴える「The Gorilla Foundation」の広報のために作られた映像で、フリーはココの横で寝転がりながらリラックスした姿を見せているが、興味深いのはココがフリーのベースに興味を示している事。大きな手でベースの弦を掻きむしるように弾き始め、スイッチ部分などを確認している。
1971年サンフランシスコ動物園で誕生したメスのニシローランドゴリラのココは、今年45歳。幼年期からパターソン教授と共に生活したココは手話を覚え、2年間で80の言葉を覚え、現在は1000以上のサインを理解していると言われる。スタンフォード大学の研究機関で様々な行動を学習し、写真を撮影する姿や、猫を可愛がる写真は世界的にも有名だ。
ココの人間にも勝る学習能力に関して、懐疑的な意見も少なくないが、高いコミュニケーション能力に関しては、フリーとの一連のやりとりを見ても疑いの余地はないと思う。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズがYouTubu上に音楽以外のコンテンツを投稿するのは極めて異例だが、バンドのオフィシャルを通じて野生動物の保護を訴える活動の一貫のようだ。
記事提供:AOL News