3年ぶり!SPARKS GO GO主催「SHINKIBA JUNCTION 2018 ~SMAちゃん祭りジャン~」、あたたかな笑いと素晴らしい音楽があふれた夜

ライブレポート | 2018.10.18 20:00

堂島孝平

歌もMCも含めて、今日ここで堂島孝平を初めて観た、初めて知った、という人がいたら、例外なくこの人のことを大好きになって帰っただろう。そう思わせるすばらしいパフォーマンスだった、って、この人のライブを観るといつもそう思うのだが、この日も強く強くそう思った。僕は「じゃが子ちゃんステージ」まで行って観たが、ホールで映像で観ていたという知人曰く、「最初は『興味ありません』感丸出しで観てた人たちみんな、途中からもう夢中になってた」とのこと。やはり。

スーツ姿でひとりで弾き語り。「崎山蒼志くんは1年目で出たけど僕はこのイベントに出られるまでに23年かかった」などの自虐MCで、まず場をつかみ、2曲目「葛飾ラプソディー」と3曲目「LUCKY SAD」で共演したたちばな哲也に「外様感、出しすぎ」とつっこまれる。で、いつもシャツの第一ボタンまできっちり締めてることをヤックにいじられる、という話もしたのだがこれがフリで、ラストの「ベンジャミン、空を睨む」で「イントロ弾いて歌に入ろうとするが入りそびれる」というギャグを積み重ねて「今日は普通じゃないことしたいから!第一ボタン外したいから!残り10分全部これでいくから!実験だよ!勝負だ!」と宣言。で、ようやく歌い始めたと思ったら、途中でギターをループさせ、自分はハープを吹きながら片手で悪戦苦闘しながらネクタイを外していく。シャツのボタンを外して、挙句ネクタイをフロアに放り投げては「早く返して!」と叫び、二回目に投げた時は「今みんなワーッて取り合いにならなかったよね?」。全員涙を流さんレベルで大爆笑。最後はスパゴーの「Sandy's Sunday」をちらっと歌って「さあみんなでスパゴーを観に行こう!」という雄叫びで締めくくった。その時点で僕はホールに戻っていたんだけど、そっちで観ていたみなさんも思わず画面に向かって大拍手していた。

SET LIST

1. シンクロナイズド・モーニング
2. 葛飾ラプソディー
3. LUCKY SAD
4. ベンジャミン、空を睨む

SPARKS GO GO

「最初は若いバンドいっぱい呼んでラクしようって言ってたのに、なんでこんなにいっぱい出てるんだろう?」(ヤック)「特に八熊さんはね、出過ぎ」(橘兄)
などと言いながら、「Roller Coaster Ride」「FREE」「砂漠のダリア」と、日本随一の……いや、70年代なら別だけど今や世界でも有数だろうな、とか言いたくなるほど鬼かっこいい、シンプルでぶっといロックンロール・チューンを次々に放っていくステージ。

おなじみ「Wild Thing」のカバーは橘兄ボーカル、ギター・ソロに続いてヤックのベース・ソロもあり。同期トラックありでたちばな哲也がボーカルをとる「ビバサン」では、曲の最後のドラム・ソロもあり。スパゴーのライブを観るたびに思うが、曲がいいとかメロディがいいとかいう以前に、ギターの一音一音、ベースのピッキングの一発一発、ドラムの一打一打が持つ、なんていうんでしょう、音そのものの「うわ、気持ちいい!」という快楽度とでもいうんでしょうか、本当にすごい。「ギターってかっこいい楽器だなあ」とか、「ドラムっていい音するんだなあ」とか、そんなような「おまえ初めてバンド観た子供か?」みたいなことを改めて思ってしまう。なんであんな音が出るんだろう。なんでもクソもないか。スパゴーにとってはロックってあたりまえにそういうものだから、というだけか。

本編は「ELBOW DROP」「SWERVE DRIVER」でシメ、アンコールは「ざまーない!」。ヤックが何度もお礼を述べ、曲に突入すると、マイクもしくはタンバリンを持った出演者たちがゾロゾロと登場、華やかに楽しく締めくくられたのだった。

なお、SPARKS GO GOの次のアクションは、全国ツアー『SPARKS GO GO “BACK DROP”TOUR 2018 A/W』。計10本、11月4日(日)千葉LOOKからスタートし、12月23日(日・祝)新宿BLAZEで締めくくられる。

SET LIST

1. Roller Coaster Ride
2. FREE
3. 砂漠のダリア
4. Crosstown Traffic
5. Wild Thing
6. ビバサン~Drums Solo
7. Sandy's Sunday
8. 50cc Rider
9. ELBOW DROP
10. SWERVE DRIVER
EN. ざまーない!

公演情報

DISK GARAGE公演

「SHINKIBA JUNCTION 2018 ~SMAちゃん祭りジャン~」WOWOWで放送決定!

9月24日(月・振休)に開催された当日の模様が、WOWOWライブで11月11日(日)に放送決定!
ぜひテレビでもご覧ください!

<TV>
放送日:2018年11月11(日) 21:00〜
放送チャンネル:WOWOWライブ

SPARKS GO GO "BACK DROP" TOUR 2018 A/W

2018年11月4日(日) 千葉 LOOK
2018年11月10日(土) 大阪 Music Club JANUS
2018年11月11日(日) 愛知 名古屋CLUB UPSET
2018年11月24日(土) 福岡 DRUM Be-1
2018年11月25日(日) 広島 セカンド・クラッチ
2018年12月2日(日) 北海道 札幌cube garden
2018年12月8日(土) 宮城 仙台LIVE HOUSE enn 2nd
2018年12月9日(日) 神奈川 川崎Serbian Night
2018年12月16日(日) 京都 磔磔
2018年12月23日(日・祝) 東京 新宿BLAZE

■チケット
オールスタンディング
前売 ¥5,000(税込、ドリンク代別)
当日 ¥5,500(税込、ドリンク代別)
※3歳以上はチケットが必要となります。

■プレイガイド
チケットぴあ
イープラス
ローソンチケット

チケット一般発売日:2018年9月15日(土)

TICKETS NOW ON SALE

堂島孝平 × SOLO TOUR 2018「またまた、ゆく」

2018年9月1日(土)~11月22日(木)

※ツアー日程・詳細はオフィシャルサイトにてご確認ください。

OKAMOTO’S tourw/ 2018 東海編

2018年11月30日(金) 静岡・浜松窓枠
w/雨のパレード
2018年12月1日(土) 岐阜・岐阜CLUB ROOTS
w/Yogee New Waves
2018年12月2日(日) 三重・松阪M’AXA
w/雨のパレード
2018年12月14日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール
w/Nulbarich

■チケット
チケット代: 4,000円(税込、ドリンク代別)

■プレイガイド
チケットぴあ 0570-02-9999[P:128-235]
ローソンチケット 0570-084-004[L:42206]
イープラス

チケット一般発売日:9月29日(土)

TICKETS NOW ON SALE

お問い合わせ
JAILHOUSE 052-936-6041

崎山蒼志

SINGER SONG WRITERS 2018
2018年10月28日(日) 大阪城野外音楽堂
■チケット
前売 ¥3,000-
■プレイガイド
イープラス
→SINGER SONG WRITERS 2018 オフィシャルサイト

学習院大学 桜凛祭『Hay! Say! LAST NIGHT』
2018年11月4日(日) 学習院大学 屋外特設ステージ
■チケット
料金・席種:無料
→学習院大学 桜凛祭 オフィシャルサイト

崎山蒼志 1st TOUR「国と群れ」
2019年2月9日(土)~2月17日(日)
■チケット
前売り 3,500円
※2月11日(月・祝)東京追加公演HP先行:2018年10月28日(日)〆
※ツアー日程・各詳細はオフィシャルサイトにてご確認ください。
→崎山蒼志 オフィシャルサイト

TICKETS NOW ON SALE

  • 兵庫慎司

    TEXT

    兵庫慎司

    • ツイッター

SHARE

関連記事

最新記事

もっと見る