
GAME MUSIC JAM - Level 1
7月18日(土)LaLa arena TOKYO-BAY
2026年7月18日(土)、19日(日)、20日(月・祝)の3日間、『GAME MUSIC JAM - Level 1』が、LaLa arena TOKYO-BAYにて開催された。
『GAME MUSIC JAM』は、スクウェア・エニックスが手がける新しいゲーム音楽ライブイベント。従来の“タイトル/シリーズ単独”のコンサートではなく、タイトルの垣根を越え、複数の人気ゲーム作品の音楽が一堂に会する“ゲーム音楽の祭典”として新たに立ち上げられた。また、ゲーム音楽を生で体感するイベントとなるとオーケストラ形式のものが多いのだが、『GAME MUSIC JAM』は、楽曲をバンドアンサンブルで再構築。大迫力のバンドサウンドを浴びるように楽しめるというのもこのイベントの大きな特徴だ。初開催となった「Level 1」には、『ファイナルファンタジーXIV』『NieR:Automata』『クロノ・トリガー』『UNDERTALE』「ダンガンロンパ」シリーズの5作品が参加。かつての熱狂を呼び覚ます名曲から、今を象徴する最新のサウンドまでが続々と飛び出し、ゲームファン、ゲームミュージックファンを大いに熱狂させた。このレポートでは初日公演の模様をお届けする。
MCのおついちと、祖堅正慶(『ファイナルファンタジーXIV』サウンドディレクター/THE PRIMALS)の挨拶の後、オープニングアクトを務めたのは、『SQUARE ENIX Vocal Covers - Timeless Classics』。『Timeless Classics』は、時間と空間を超えて愛され続けるゲーム音楽の名曲群を、新たな歌声とアレンジで再構築するというシリーズ作品で、今年2月には第2弾がリリースされている。この日のライヴでは、本シリーズでボーカルを担当しているアルトラが登場。「サンレス水郷(ファイナルファンタジーXIII)」「SMALL TWO OF PIECES 〜軋んだ破片〜(ゼノギアス)」「Endwalker(ファイナルファンタジーXIV)」を、力強く、伸びやかに歌い上げていた。
1番手に登場したのは『クロノ・トリガー』。このイベントのために結成されたGMJ SPECIAL BAND(バンドマスター&ギター:後藤貴徳/ギター:岩井陽祐/ベース:鈴木智/ドラム:平川象士/キーボード:川治恵美、田中咲希/ヴァイオリン 伊藤友馬)が登場し、雄麗な「風の憧憬」で幕を開けた。続く「カエルのテーマ」では客席がサイリウムで緑色に染められると、「クロノ・トリガー」へ。スクリーンに同作の名場面が映し出される中、雄大なバンドアンサンブルが高鳴らされていく。軽快な演奏も心地いい「ロボのテーマ」を経て、「ボス・バトル2」「戦い」とバトル曲の連打で熱を高めていき、一転「時の回廊」の異国情緒漂う神秘的なサウンドで場内を包み込む。そこから強烈なノイズを放ち、「ラストバトル」へなだれ込むという圧巻の演奏を繰り広げ、今も色褪せることのない旋律を鳴り響かせていた。
次に登場したのは、2025年に15周年を迎えた「ダンガンロンパ」シリーズ。2027年には最新作『スーパーダンガンロンパ2×2(ツーバイツー)』も控えており、多くのファンがその発売を待ち望んでいる人気シリーズだ。この日のステージでは、同シリーズの雰囲気を象徴するようなスピーディーかつスリリングなアンサンブルが繰り広げられた。怪しげながらもポップな空気が漂う「DANGANRONPA」を皮切りに、スラップベースに高揚させられる「議論 -HEAT UP-」、疾走感に満ちた「Welcome DANGAN IsLand!!」、強烈なソロパートがフィーチャーされた「エコロシア」など、GMJ SPECIAL BANDによる緊迫感に満ちたグルーヴィーな演奏が展開されていく。続けて披露された「BRAIN DRIVER」からはエレクトロミュージックを土台にしたダンサブルな要素が増していき、瞬く間にラストナンバーの「V3議論 -SCRUM-」へ。強烈な低音でフロアを揺らし、ダイナミックなサウンドで会場を熱く盛り上げた。
続く『NieR:Automata』は、GMJ SPECIAL BANDに加えて、ボーカリストにエミ・エヴァンス、ジュニーク・ニコールを招いたステージとなった。儚くも柔らかな鍵盤の音色とジュニーク・ニコールの穏やかな歌声が絡み合った「遺サレタ場所 / 斜光」や、エミ・エヴァンスの透明感のある歌声が幻想的な空気を膨らませていた「遊園施設」など、2人の美声とアコースティック色の強いバンドサウンドに、客席は息を呑む。「穏ヤカナ眠リ」の厳かな空気から一転、強烈なまでに重厚なバンドサウンドを叩きつけるように繰り広げられた「美シキ歌」では、2人が代わる代わる主旋律を務め、その世界へと引きずり込んでいた。ラテン風味の情熱的なアレンジが施された「パスカル」を挟み、再びエミとジュニークが登場。深淵なスロウナンバー「塔」で美麗なハーモニーを響かせる。曲を終えた2人はオーディエンスへの感謝と、今回のライヴに参加できたことの喜びを告げ、最後に「Weight of the World」を披露。情感豊かに届けられた歌と演奏に、客席からは惜しみない拍手が送られていた。















