岸谷 香、フル稼働した充実の’16年を総括、「躊躇せずに進む！」と語る’17年の展望をロングインタビュー！

“HAPPY 50th ANNIVERSARY前夜祭”でも何か変わったことをやろうと思っています。知らないこと見たことのないことの方がワクワクする性分で。2017年は”躊躇せずに次にいきます”って感じですね。

──2017年はどんなスタンスで活動していこうと？

私、芸歴は長いんですけど、”岸谷香”とブランド名を変更して活動するのは、ほんの数年前にスタートしたばかりなので、当面の目標はブランドのイメージを固めること、自分の椅子を確保することですね。岸谷香ってこういうミュージシャンだよねってことを定着させたい。自分自身、誰でもなくてこれが私なんだというものが今年の１年の活動の中で見えてきたこともあり。

──というと？

ロックバンドの部分と1人の部分、どっちもあって自分だなと思うし、どちらも根本には同じ精神があるし、そこが私なんだろうなって。なのでその部分を磨き上げる1年にしたいですね。せっかくまわりが”50代50代”と騒いでくれてるので、”HAPPY 50th ANNIVERSARY前夜祭”でも何か変わったことをやろうと思っています。私、多分、性格的にわりと飽きっぽいんだと思うんですよ。1つのスタイルをずっと続けていくのはあまり得意じゃないし、知ってるもの見たことがあるものよりも、知らないこと見たことのないことの方がワクワクする性分で。2017年は“躊躇せずに次にいきます”って感じですね。

──驚きに満ちた楽しい50代が始まりそうですね。

29歳でPRINCESS PRINCESSを解散して、31歳ぐらいでソロで活動し始めたんですが、正直つまんなかったっていうか、中途半端で、自分の年齢がすごい嫌だったんですよ。若い子のグループの最年長なのか、年を重ねたグループの一番下なのか、わかんなくなっていた。メッセージも誰に発したらいいのか、何のために発したらいいのか、いろいろ考えちゃって、いっそ50になったらスカッとするのになって思っていました。50になったらまたロックバンドでもやるかなって。その憧れの50代がもうすぐ現実になるわけで、やっときたぜ！って感じでとてもうれしいです。この日を待ち続けてました！っていう(笑)。もうね、いいことだらけですよ。50代になるにあたって、ボイス・トレーニングを始めたんですが、先生が”シンガーとしては50代が最高なんです。いい感じで力が抜けて、楽に声が体中に響くから、一番楽しいんです。でもその年齢まで歌い続け人が少ないから、もったいない”っておっしゃってて。”やった～！私、来年50ですよ”って(笑)。

──ソロ活動はPRINCESS PRINCESSで活動している時からやられてましたが、バンド解散後の本当の意味でのソロって、1997年リリースのシングル「ハッピーマン」からですよね。とすると、2017年はソロ20年の節目にも当たります。

10年休んでましたから、実質10年ですけど。20年前の自分のほうが今よりよっぽどババくさかった(笑)。あの頃も迷ってるというか、スカッとしてないんですよ。今は天国の入り口の扉が開く、じゃないけど、お花畑がパーッと広がってるような感じというか。私の50代はそんなイメージですね。憧れの50代が手ぐすね引いて、私を待ってるぜ！って気がしています(笑)。人生、すでに折り返してるので、後悔しないように、やってみたいと思ったことは全部やってみようという精神で行きます。
 
 
■動画
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https://www.youtube.com/user/KaoriKishitaniSMEJ