シンガーソングライター・乃紫、9都市を巡るワンマンツアーを開催!最新曲「メガネを外して」からも紐解く乃紫の表現欲求とは

インタビュー | 2026.02.20 18:00

──わたしは2024年に開催された乃紫さんの2回目のワンマンライブにお邪魔したのですが、Zepp Shinjuku(Tokyo)という空間を活かしたパフォーマンスをなさっている印象がありました。音楽、ステージング、MC、映像と、すべてにギミックが感じられて。
来た人の思い出になってほしいという気持ちが大きいですね。Zepp Shinjukuワンマンは地方から観に来てくれた方も多かったので、東京旅行の一環としてライブがあるというか、修学旅行の思い出みたいな感じで残したいという気持ちがありました。ただZepp Shinjuku公演の映像は、恥ずかしくて絶対観られないですけど(苦笑)。
──とんでもない、2回目のワンマンとは思えなかったです。MCも「しばらくわたしの歌しか聴けないようにしてあげる」のように、ドラマの台詞を彷彿とさせる言い回しを取り入れていて、観ている側を巻き込んでわくわくさせてくれるなと感じました。
MCや曲と曲のつなぎも、ライブでは重要だと思っています。TikTok発のアーティストでも、バンドだったらバンドメンバー同士で話しているシーンで人間味が見えるけれど、ソロシンガーという立場だとパーソナルな面を見せることも、それをどこまで見せるのかの加減も、なかなか難しかったりするんです。でもMCはそういう部分を出せる場でもあるし、バランスを考えながら1曲分ぐらいの満足感が得られるものになったらなと思います。あと、今年のライブは歌詞を大切にしたいなと思っていて。
──歌詞を?
ありがたいことに歌詞を褒めていただけることが多いので、ライブでもちゃんと歌詞が印象に残るステージを作っていきたいんですよね。だから「noa live tour 2026」ではただ字幕を出すのではなく、歌詞がちゃんとインパクトとして残る演出をしようと思っているんです。音楽と歌詞と、乃紫という人間が伝わるものを考えています。

──全国9ヶ所を回る「noa live tour 2026」は、コンパクトなキャパシティが特徴的です。これは乃紫さんが観客の近くにいきたいという思いから実現したそうですね。
これまでに東名阪と福岡でしかワンマンをしたことがないのと、参加したフェスもほとんどが東京会場なので、近くで乃紫を観ている人は限られていると思うんです。「乃紫の曲は知ってるけどどんな人かわからない」と思っている人も多いので、もうちょっとパーソナルな部分を見せたくて、過去最多公演数で小さいキャパを希望しました。行ったことない都道府県に行けるのもうれしいですし、ライブハウスで間近で感じてほしいし、学生の子たちと近くで触れ合いたいですね。地元である熊本の会場はDRUM Be-9 V1というライブハウスで、ここはわたしが高校生のときにONE OK ROCKさんとかが来てたハコなんです。自分が高校を卒業して上京して、ステージに立つ側として戻ってくるなんて、不思議な感覚ですね。
──渋谷WWWでの「1st One-man Live」、Zepp Shinjukuでの「2nd ONE MAN LIVE」、東名阪福を回った「Zepp Tour 2025」に続き、今回のライブタイトルもシンプルですね。
(笑)。今回こそライブタイトルをつけようとも思ったんですけど……。アルバムを出したわけでもないし、その時その時の自分がやりたい曲を集めてセットリストを組むので、流動的な内容でも対応できる冠がいいなと思ったんですよね。
──過去最多本数なのでツアーのなかで様々な変化もあるでしょうし、観客側が先入観なく足を運べるという意味ではベストなタイトルですね。8公演を回った後に約1ヶ月空いて開催されるファイナルのEX THEATER ROPPONGIは、他公演とアプローチも変わりますか?
EX THEATERは会場も大きいし、建物の構造的にも入った瞬間からいろいろ工夫ができそうだなって。テーマパークの待ち時間みたいな感じで、わくわくしてもらえることを仕掛けていきたいですね。同じツアーのなかでも、小さめのハコと大きめのハコで違った楽しみをお届けできればと思います。全公演新曲をやろうと思っていて、次に予定しているリリース曲やツアーに向けて制作している楽曲など、いろんな面が見せられるセットリストを予定しています。
──これまでの乃紫さんのライブとはまた一味違う表現が楽しめるツアーになるのではないでしょうか。「COUNTDOWN JAPAN 25/26」ですごくロックなパフォーマンスをなさったと聞きました。
あれは年末だから怖いものないというか、無礼講というか(笑)。CDJに来る方たちはすごくライブ慣れしているし、ステージに出た瞬間から日本人の年末の高揚感がすごく伝わってきたので、これならクラブみたいにしよう!って勢いでできました(笑)。

──CDJでのパフォーマンス然り、「メガネを外して」でご自身の経験や哲学を反映させていること然り、4月から始まる「noa live tour 2026」に込めた思い然り、最近の乃紫さんの活動を見ていると以前よりおっしゃっている「時代を超えたアーティストになる」という目標に少しずつ近づいている気がします。
そう感じていただけるならうれしいです。時代を超えたアーティストになるためには、ただただひたすら時代を超えて愛される名曲をどんどん作っていくことしかないなと思っているんです。わたしが好きなアーティストさんのほとんどが20年以上第一線で活躍されていて、その方々に共通しているのがいつ聴いても新しくて、いつ聴いてもいいものなんですよね。これが平成初期に出た曲なの?という意外性もあれば、あの時代だからこそ生まれたいい曲だなと感じるもの、どちらも持っていらっしゃると思うんです。
──長きにわたり活躍しているアーティストは、その人ならではのカラーがしっかりと存在しますよね。流行を味方につけた楽曲もあれば、流行を超越する瑞々しさもあるというか。
わたしは二十歳を過ぎて令和の時代から音楽を始めて、しかもTikTokから出てきた人で。そんな自分が次の世代に残せるものって、20年後も聴かれる曲ってどんなものだろう? と考えながらレトロを行き来したりしてるんですけど……やっぱり時代を超えたアーティストになるには、時代を超えて愛される曲を作るしかないと思います。真心を込めて曲作りをして、その曲に付随したクリエイティブを作って、押し売りにならないように、みんなが肩肘張らずに受け入れられるものを作りたいです。
──乃紫さんがクリエイティブにわくわくし続けていたら、それこそ青春を続けていたら、時代を超えて愛される楽曲が生まれ続けるんじゃないかなとお話を聞きながら思いました。
ありがとうございます。わたしは青春野郎なので(笑)、やっぱりあの時代ならではの感覚がすごく好きなんですよね。いつまでも子ども心を持っていたいし、リスナーの皆さんにも、音源を聴くときもライブに足を運んだときも、そういう感情になってもらえるとうれしいです。

乃紫『noa live tour2026』SPOT動画

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公演情報

DISK GARAGE公演

noa live tour2026

2026年4月4日(土)福岡・DRUM-Be-1
2026年4月5日(日)熊本・zDRUM Be-9 V1
2026年4月18日(土)愛知・JAMMIN’
2026年4月25日(土)宮城・仙台darwin
2026年4月29日(水祝)大阪・UMEDA CLUB QUATTRO
2026年5月16日(土)広島・Live space Reed
2026年5月23日(土)栃木・HEAVEN’S ROCK UTSUNOMIYA VJ-2
2026年5月30日(土)石川・金沢AZ
2026年6月27日(土)東京・ EX THEATER ROPPONGI

チケット一般発売
2026年2月21日(土)10:00

RELEASE

「メガネを外して」

新曲

「メガネを外して」

2026年1月14日(水)配信リリース
※TVアニメ「正反対な君と僕」オープニングテーマ

配信サイト詳細
  • 沖 さやこ

    取材・文

    沖 さやこ

    • ツイッター
    • instagram
  • 近藤宏一

    撮影

    近藤宏一

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