──その後、「波」「あなたのそばに」を連続で配信リリースし、3曲をコンパイルした1st CD「HIKKA」を昨年11月27 日にリリースしました。
今、言った話に通ずるんですけど、全く違うやり方で作った、ジャンルもタイプの違う楽曲を3ヶ月連続で配信してきました。いろんな私がいますよっていうことをまとめた、名刺変わりの1枚にしたかったんですね。「Drive」は、Mattさん率いるチームと和気あいあいとした感じでコライトさせていただきました。歌詞に思いも載せながらメロディやトラックも同時進行で作っていったんです。「波」はトラックと<ラララ>というキャッチーなメロディが最初にあって。その切ないメロディーの世界観を崩さずに、サウンド重視で作った曲になってて。「あなたのそばに」は、音ではなく、私の友達に対する思いから先に生まれたんですね。
──「あなたのそばに」はピアノバラードになってますが、作詞作曲を手がけた森大輔さんにどんな思いを伝えたんですか。
私には高校のときからすごく仲が良くて、大学も一緒の同級生がいるんですけど、その友達は、誰の悪口も言わないし、自分の愚痴も吐かないし、強く生きてる子なんですね。そういう部分を私はすごく尊敬してるんですけど、何も弱音を吐かないから、大丈夫かなっていう思いもあって。その子が初めて自分に弱い部分をさらけ出してくれたときに、私はすごく嬉しかったんですけど、親しいからこそ、照れ臭くて、何て声をかけていいかわからなくて。ずっと話を聞いてるだけだったんですけど、その子に対する思いはずっと心の中にあった。普段は親しいからこそ言えない友達に対する思いを形にしたいっていうのを伝えて、あんな素敵な楽曲に仕上がったという感じです。
──2025年第1弾としてリリースされる新曲「My friend」も森さんによるミディアムバラードで、タイトルからもわかる通りに“友達”について歌ってます。
同じ友達の作品であっても全然違うというか。「あなたのそばに」はずっとそばにいるよっていうテーマなんですけど、「My friend」はこれから離れていってしまう友達に向けての思いですね。最初は、これから離れていく大切な友達や、もう既に離れてしまってる友達、物理的には近くにいるけど、どんどん心の距離が離れていく友達とか、いろんな方のいろんな大切な友達とのシチュエーションに当てはまるような楽曲に仕上がったと思っていたのですが、歌えば歌うほど友達への思いだけじゃなくて、自分が上京する時の思いや、上京してからのめまぐるしい環境の変化で生まれた感情にもリンクしてて。ただ単に友達に対する切ない曲ではなく、聞けば聞くほど、自分にも向けても歌ってるような曲というか。
──友達に向けて歌いながらも、自分も友達から歌われてるように感じるんですね。
そうなんですよ!不思議な感覚なんですよね。上京してからの私の思いにも繋がってましたし、『私の人生覗かれてたのかな?』『そんな話しましたっけ?』って思うぐらい(笑)、全部が私なんですよ。だから、この曲、レコーディングのときも感情が溢れて泣いてしまったんですね。きっと私自身も救われてる曲だからだと思います。
──HIKKAさんにとって友達というのはどんな存在ですか。
昨日会った友達が言ってくれた言葉があって。私は人の話を聞くのが好きだし、アドバイスもするし、その子が困っていたら力になりたいと思うけど、自分から打ち明けることがすごく苦手な性格なんですね。でも、「そういう友達はいい友達じゃない」って言われて。自分の弱いところや駄目な部分を見せずに、ただ相談に乗ったり、自分は俯瞰しているだけでそこにいないというのは、いい友達とは言えないなって気づいたというか。相手に嫌われるとか、友達が離れていくっていうのはある意味、自然現象であって。いい関係でいたいから自分を見せないっていうのは、いい友達ではない。傷ついてもいいから自分をオープンにして見せることで、信頼関係が深まって、一歩進んだ関係になれるって思ったんですよ。私は傷つくのが怖くて、それができなかったんですけど、上京してからの1年で、いろんな友達に支えてもらって。今までは自分の中で、ある意味ちょっと他人みたいな部分に思ってたのが、今はもうちょっと近いというか。
──人間関係も変化してるんですね。
ありふれてるけど、友達という存在に救われてるなと思います。以前は、友達っていう存在に救われてる自分が恥ずかしいって、心のどこかで思ってたんです。ずっと他人ごとだったというか、助けはいらない、自分は1人で生きていけるって思ってたけど、それを友達は許さなかったし、見逃さなかった。「もっと頼りなさいよ」って言ってくれる仲間がいて、私の友達っていうものに対する気持ちは前よりももっと深いものになってる。もちろん、変われない部分もあるんですけど、友達の影響でちょっとは弱い部分も見せてみようかなと思うようになった。ある意味、価値観の違う友達が周りにいることで、自分を俯瞰して見れたり、その友達の視点から私を見れたりすることで、すごく人生が豊かになるなって感じてて。そういう意味では、友達とは、自分の小さい世界を広げてくれるような存在ですし、そういう自分のフェーズと、「あなたのそばに」「My friend」がちょうど重なった期間でしたね。
──リリースパーティーも開催されますがどんなライブになりそうですか。
『My friend, New friend』っていうタイトルをつけたんですけど、普段来てくださるファンの方々がマイフレンド。一緒に出てくださるアーティストの方は皆さん初めましての方なのと、新しく来てくださるお客様をニューフレンドにしていて。そこにいるみなさんが友達のような温かい気持ちになるようなライブにしたいなと思ってます。
──デビュー2年目に突入していきますが、最後に今後の目標を聞かせてください。
いろんな歌を責任を持って歌っていきたいです。ずっと、HIKKAらしい曲を作らなきゃと思ってたんですけど、ある意味ジャンルレスということは私の強みでもあるなと感じるようになって。私は純粋に歌うことが好きで、どんなジャンルでも、どんな楽曲でも、自分が伝えていきたいという思いがあれば、曲が届くっていうことを信じています。だから、シンガーとしていろんなジャンルのいろんな楽曲にチャレンジしていきたいですし、いろんな思いを皆さんに届けられるシンガーになりたいなと思います。そして、いろんな楽曲、いろんな人たちとの出会いを通して、新しい自分も知っていきたいっていう思いもありますね。
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