ポルノグラフィティ“ファンにとっての神セトリ”を目指し、「今までで最高のライヴ」を掲げる東京ドーム2デイズ!

インタビュー | 2019.06.07 18:00

UNFADEDツアーで、やっと音楽の手綱をとれるようになってきたなと思えたんです(岡野)

──前回は1日でしたけれど、今回は2日間で。しかも曲目は被らないようにということですよね?
新藤“だいぶ被らないように”、という感じです(笑)。
──まったく変えるわけじゃないけれど?
新藤全部変えると、言い訳じゃないですけど、演出も含めてクオリティが落ちるんです。熱量を分散しないといけないから。でも、20年やってるので、その集大成という意味でも1日ではやり切れない。やりたい曲もたくさんあるし、2日間でポルノの20年を感じてもらえるセットリストになっていると思います。
──1日だけ見る人、2日間見る人も納得できるような?
新藤そう思います。あの曲が聴きたかった、この曲が聴きたかったというのはどうしてもあると思いますけど、1日だけでもだいぶ濃さはあると思っているので。
岡野2日間、セットリストを変えるというのは考えたら楽しいなと思ってきて。やる分量も演出も、パフォーマンスするうえでは大変でしょうけど、UNFADEDツアーをやってみて、やっと音楽の手綱をとれるようになってきたなと思えたんです。それが2日間、いろんな曲でいろんな表現ができると思ったら楽しみになってきました。大変ですけど、自分でも楽しみたいし、お客さんも楽しんでほしい。
──これだけ多くの曲があるから、いろんな見せ方ができるし、自分たちでも楽しめますよね?
岡野1日目より2日目のほうが、同じセットリストなら精度が上がるんでしょうけど、今回は1日1日をピークに持っていくので、それはそれでやりがいがありますね。
──内容はかなり絞り込まれているんですか?
新藤叩き台はありますね。開演時間が16時半だとドームはまだ明るいので、照明が効果的になり出す時間を精査したりとか。会場が広いので移動するならどれぐらい時間がかかるのかとか、そういった状況を加味して練っていく感じだと思います。
──“神セトリ”と発表されてましたけど、お客さんが神様という捉え方なんですよね?
新藤今は何でも神って言いますからね。“この餃子は神だ”とか (笑)。アンケートをいただいた時にも、“今日は神セトリでした”と書かれていて。神セトリをやりますというより、聴いた人にそう言ってもらいたいというニュアンスですね。嘘でも言って、という感じでしょうか(笑)。でも、ファンとの信頼関係というか、ある程度理解してもらっているところもあるから、喜んでもらえるものになっているんじゃないかなと思います。
──ハードルが上がりますね。“20年やってるからわかるでしょ”っていう部分と、“20年でもまだ見せていなかったものを見せますよ”という意欲もあったり?
新藤そうですけど、去年、しまなみのライヴ(しまなみロマンスポルノ'18~Deep Breath~)と、この前までやっていたアリーナツアーと、それからドーム公演と、しまなみの前から3つがおぼろげながら見えていたので。アリーナツアーでは、オリジナルアルバムもなく、代表曲を網羅したものでもなく、ポルノの深いところまで見せられたと思うんです。それに対して今回のドーム公演ということになるので、おのずと一緒に楽しもうという部分はあると思います。
──具体的にはまだだと思いますけれど、気持ちの上でこうしたい、というのは?
岡野“神セトリ”って言った時点で、かなりハードル上がってますね(笑)。アリーナツアーで、僕らの間口を受け入れてくれている、わかってくれているというのを感じたというのもあるんですけど、どこかでいい意味での裏切りも見せたいですね。まだ内容は決まっていませんけれど、そういう意外な要素も盛り込んでいかないとなって、今思いました(笑)。

ポルノは変えるべきものじゃないところは変えずにやって来た、その姿をファンの人たちに見てほしい(新藤)
今までで最高のライヴと言われるステージを見せないといけないなと思っています(岡野)

──あらためて東京ドームに来られるお客さんに向けての意気込みをお願いします。
新藤普通にアマチュアバンドでやってきて、次はどこの会場でライヴをやるの?っていう話になると、“心斎橋ミューズホールでやるよ”とか“心斎橋クラブクアトロやるよ”って口に出して言うのが気持ちいいんですけど、そういう流れで“次はドームでやるよ”って言うと、すごく口が気持ちいいんです(笑)。たくさんの人に聴いてもらいたくてやってきたし、そういう気持ちのひとつの達成ですから。そんなことを胸にステージに立てたらと思います。デビューの時から今まで、しっかりステージで頑張ってかっこつけようと思ってきたので、ポルノは変えるべきものじゃないところは変えずにやって来た、その姿をファンの人たちに見てほしいです。
岡野気負ってないと言いましたけど、よく考えてみると、こんなに早くからセットリストを考えてることって今までなかったんですよ。ということは、どこかで僕らもドーム2日間、ヤバいぞって思っていたんですね(笑)。早めに準備してやっておくと気楽にできるということが20年で分かった。それだけ大きい会場でやることって大変なんですね。最大限、準備を練る時間はたっぷりあるので、今までで最高のライヴと言われるステージを見せないといけないなと思っていますね。準備がしっかりできていれば、楽しい2日間になると思います。せっかくの2日間だし、ドーム公演を発表したらファンの方もすごく喜んでくれたので、その気持ちにこたえられるように頑張りたいです。
──このドームライヴで新曲が登場することもあるんでしょうか?
新藤何らかの新曲はやります。最新曲をやりたい気持ちはいつもあって、多くのライヴは最新曲をどう見せるかを考えていますから。
岡野ここで初披露の曲をね。

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公演情報

DISK GARAGE公演

『20th Anniversary Special LIVE“NIPPONロマンスポルノ'19〜神vs神〜”』

2019年9月7日(土)8日(日) 東京ドーム
開場14:30 / 開演16:30 / 終演19:30(予定)

▼チケット料金
座席指定券引換券
1日券(指定席) ¥8,640(税込)
2日通し券(指定席) ¥16,000(税込)

※演出・ステージ及び出演者が見えづらい可能性のあるお席が一部含まれます。予めご了承の上、お買い求めください
※4歳以上はチケットが必要(0〜3歳児はご入場頂けません)

≫ チケット先行情報ほか詳細はNIPPONロマンスポルノ’19〜神vs神〜 特設サイトにてご確認ください。

チケット一般発売日:2019年7月27日(土)

  • 岡本 明

    取材・文

    岡本 明

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