L.L.COOL J太郎とは?
僕もレコードを出してるんです。歌を歌う時もあるんですよ、夏フェスには呼ばれないとは思いますが。
先日も久しぶりに“L.L.COOL J太郎”名義で、TV番組の収録に行きましてね。「フリースタイルダンジョン」のパロディ番組です(笑)。カンニング竹山さんが司会で、僕も審査員として呼ばれまして。すごい内容でしたよ。出演者は全員芸人さんで、ラップをしたんです。割とガチでやったんで、すごかったですね。
L.L.COOL J太郎として、大規模なフェスとかでは演ったことはないんですが、小規模なフェスみたいなやつとか、ちょっとみんなが集まるようなイベントで20分とかだったら全然やるんです。僕はもっとやりたいんですよ、割とウケもよくてね。
今はもう終わっちゃいましたけど、ミッツィー(申し訳)さんの「申し訳ないと」では、僕はDJじゃなくていつもLLクールJ太郎としてライブをやってました。地方にも10回以上は行ったと思うんですけどね、印象に残ってるのは、「申し訳ないと」で、ミッツィーさんと僕と掟ポルシェで岡山に行きましてね。その当時、L.L.COOL J太郎でよくやっていたスタイルで(ライブを)やりまして、もう熱狂と興奮の坩堝と化したんですよ(笑)。
どういうライブをやったかといいますと、ぜんぶ“口パク”でやったんです。そもそも、なんで口パクでやろうと思ったのかというと、ある人気アイドルグループに対して「彼女たちは売れてるかもしれないけど口パクじゃないか!」みたいな非難の声が時々聞こえてきたんですが、口パクってそんなに非難されるようなことなのかな? と疑問に思っていたんです。パフォーマンス重視でやることは、そんなに悪いことではないだろうと。それで、じゃあ自分でやってみようと思って、2年間くらい口パクでやりましたね。
そしたらね、ものすごい疲れるんですよ……。もう汗だくで、運動量は5倍くらい。ぜんぜん違うんです。
口パクがJ太郎にもたらしたモノとは・・・
杉作J太郎
男の墓場プロダクション局長、現代芸術マガジン編集長、東映チャンネル放送委員、映画「チョコレートデリンジャー」製作中!著書「ボンクラ映画魂完全版」発売中(徳間書店)