伝説のゲームソフト『ドラゴンクエスト』が発売された1986年の5月27日のちょうど30年後に当たる2016年5月27日(金)、渋谷ヒカリエのホール ホワイエにて『ドラゴンクエストミュージアム』の制作発表記者会見が行われた。
『ドラゴンクエストミュージアム」は、国民的RPG『ドラゴンクエスト』シリーズを元にしたイベント。累計売上6600万本を誇る同シリーズの世界を実際に体験できるというものだ。今回テーマとなっているのは「新たなドラゴンクエストの世界」。本物の鍛冶職人が製作した伝説の勇者「ロト」の装備、「ロト伝説」(第1作目~3作目)を絵画で表現したギャラリー、海洋堂の協力のもと製作された「天空シリーズ」(第4作目~6作目)のジオラマ・ギャラリー、そして第7作目から10作目をテーマにした参加型のパビリオンなど、第1作から最新作まで、ドラクエの世界観をまるごと楽しめるイベントとなる。また『ドラゴンクエスト』シリーズをテーマにした「モンスター出張カフェ」も登場する。こちらはモンスターをデザインした限定メニューはじめ、ドラクエの世界を食べて楽しめるスポットとなるとのことだ。
今回の記者発表には、アクションゲーム全盛の世にRPGを送り出したゲームプロデューサーの堀井雄二に加え、スペシャルゲストとしてEXILEのMATSUこと松本利夫、そして芸能界随一のドラクエ・フリークとして知られるタレントの千秋が駆けつけ、当日30周年を迎えた『ドラゴンクエスト』を祝った。
イベントについて尋ねられた堀井は「いろんな勇者を作ってきたなあと感じた。海洋堂のフィギュアは楽しみだし、鍛冶職人が作ったロトの鎧は是非着てみたい。」とコメント。誕生日がドラゴンクエストのリリース日と同じだというMATSUは「ドラクエは青春の思い出。自分が主人公になって冒険できるのが魅力。昨年、EXILEのパフォーマーを卒業し、舞台や映画など新たな道へと進み始めた自分と勇者が重なる。ATSUSHIはじめドラクエ好きのEXILEメンバーを連れてきたいですね。」と語った。最後に「ドラゴンクエスト」30周年を記念した特製ケーキとともに登場した千秋は「愛情、友情、勇気、お金の大切さはじめ、人生で大事なことは全部ドラクエに教えてくれた。教育のために娘にもやらせたい。次回作の発売を楽しみにしているので堀井さん、長生きしてくださいね。」と終始ご機嫌で熱狂的なドラクエ・ファンぶりをアピールした。
そんな『ドラゴンクエストミュージアム』は、7月24日から9月11日まで、広大な床面積を誇る渋谷ヒカリエ9Fにて開催される。7月22日にスタートする超大型エンターテイメントショー「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」と共に、2016年の夏休みを大いに盛り上げてくれそうだ。
なお会期中の10:00~11:00は入場定員を設けて限定開催の形をとる。大幅な混雑を避けて観覧することが出来る、「朝チケット」には購入者プレゼントとしてドラゴンクエストのマスコットモンスター「スライム」を腕に装着できる装備アイテム「うでぴたスライム」が付属するとのこと。
記事提供:AOL News