ポスターを貼る事で「街」と「演劇」と「デザイン」と「観客」を繋げてきたポスターハリス・カンパニーの30周年を記念して「現代演劇ポスター展2017－演劇の記憶、時代の記憶、デザインの記憶、都市の記憶」の開催が決定した。
本展は、ポスターハリス・カンパニーが所蔵する2万点にも上る現代演劇のポスターコレクションから厳選された約300点を3つの会場に展示し渋谷の街を周遊する事で、街に貼ってあるポスターすらも展示物と錯覚し、普段とは違った街の見え方になる、渋谷の街全体を巻き込んだ展覧会だ。
【展示ポスター例】
◆腰巻お仙 忘却篇（劇団状況劇場）
1966 年
デザイン：横尾忠則
◆男装劇 星の王子さま（演劇実験室◎天井棧敷）
1968 年
デザイン：宇野亞喜良
◆恋々加留多鼡小僧次郎吉（演劇センター68/71）
1971 年
デザイン：平野甲賀
【展示会場イメージ】
展示されるポスターは名だたるグラフィックデザイナーが手掛けた現代美術としての評価の高い作品が多く、当時の時代性や世相、演劇、デザインの歴史を感じる事が出来る様に展示される。また、会期中は演劇人やデザイナーなど多彩なゲストを招いてのトークショーやイベントも開催予定。
「現代演劇ポスター展－演劇の記憶、時代の記憶、都市の記憶－」（2015）
トークの様子
点在するポスターを繋げて鑑賞する事ではじめて一つの展覧会が完成する周遊型ポスター展は①ヒカリエホール ホールB、②渋谷キャスト スペース、③アツコバルー arts drinks talk の3 会場が相互に連携し、「ポスター」を街に広げてきたポスターハリス・カンパニーの歴史そのものを構成している。
「現代演劇ポスター展2017－演劇の記憶、時代の記憶、デザインの記憶、都市の記憶」
2017 年12 月21 日（木）～2018 年1 月10 日（水）＜※1 月1 日は休業日＞
場所:
①ヒカリエホール ホールB （渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ9 階）
②渋谷キャスト スペース （渋谷区渋谷1-23-21 渋谷キャストGF）
③アツコバルー arts drinks talk（渋谷区松濤1-29-1 クロスロードビル5F）
料金（3 会場フリーパス）:
前売／一般1300円、大学生500円
当日／一般1500円、大学生700円 ※高校生以下無料
チケット発売日：未定 ※詳細は後日公式サイトに掲載します
主催：現代演劇ポスター展2017 製作委員会
お問い合わせ：ヒカリエホール 03-5468-5088
