昨年、日本が誇るトップフィギュアスケーターの髙橋大輔が、氷上から舞台へ活躍の場を広げて初めて踊り、観るもの全てを魅了した「LOVE ON THE FLOOR」。多くの再演の声に応えて、6月16日から東急シアターオーブにて再び上演される。昨年はゲストダンサーとして出演した髙橋が、本年は、構成・演出を務めるシェリル・バークと共にW主演する。その公開制作発表が、3月23日にママサカスステージにて行われた。約1000人の観客が詰めかけた熱い声援のなか、MCの安東弘樹アナウンサーと共に前回公演の映像を見ながら楽しいトークで盛り上がった。
ママサカスのテーマ「できた!がいっぱい『ママサカス2017』はじめて物語」にちなんで、「はじめてスケートできた!」のは8歳のときという髙橋。はじめてジャンプが飛べたことは覚えていないが、はじめてダブルアクセルを飛べたことは強烈に覚えているそう。
そして、「はじめてダンスできた!」のは昨年の公演だ。プロフェッショナルなダンサーに少しでも近づくため寸暇を惜しんで練習した。すべてが未知で戸惑い、初日はなんとオリンピックよりも緊張したが、「あの楽しかった空気感をまた味わえるかは、観客の皆様の盛り上がり次第かな」と笑ってアピール。観客から寄せられた質問に答える際には、質問者への心配りもかかさない。「極めた方は優しい」と安東アナウンサーもべた惚れの様子だ。
その後行われた囲み会見では、「見たいという方がいてくださったからこその再演」と改めて感謝した。「スケート靴を脱いだら裸同然ですが、昨年のパフォーマンスに評価を受けたことが自信になり、新しい道が開け、今後に向けてすごく大きな経験になりました。演じることや表現することは、形ではなく気持ちを伝えるものだからダンサーもフィギュアスケーターも変わらない。
自信を持ってさらに多くのことを経験していきたいと思います」と手応えも感じているようだ。
「前回以上のプレッシャーを感じていますが、それをはねのけて出来たら自分の力になると思うので、楽しみながらやりたいです。W主演ということで僕の出演場面も増えます。
パワーアップして戻ってくるので、また来年も見たいと思って頂ける舞台に出来るよう頑張ります。ぜひ楽しみにしてください」と意気込んだ。
写真:岩村美佳
髙橋大輔、写真コーナー!