2月6日(月) 東京都内にて、THE CONVOY SHOW vol.32『asiapan』の公開稽古が行われた。
『THE CONVOY SHOW(ザ・コンボイショウ)』は、昨年結成30週年を迎えたエンタテインメント集団「THE CONVOY」によるダンス・タップ・歌・演技などを融合したノンストップ・エンタテインメント・ショー。「走り出したら止まらない」を合言葉に、劇場はもちろん高級ホテルから武道館まで、様々なステージを盛り上げてきた。その最新版となるのが、今回上演される『asiapan(アジァパン)』。遺跡群に囲まれた街のゲストハウスを舞台とした作品だ。
THE CONVOYと言えば、これまでは50歳超えの男性6人からなるユニットだったわけだが、本公演に際して大規模なオーディションを開催。およそ500名に及ぶ応募者の中から、新たにキャストを選出した。
狭き門をくぐり抜け、見事グループに加入したのは、『ミス・サイゴン』などのミュージカルを中心に活動してきた荒田至法(あらたしほう)、ダンサー/振付師としても活躍を続けている後藤健流(ごとうたける)、 アクロバットを得意とする佐久間雄生(さくまゆうせい)、そして『ミュージカル テニスの王子様』でお馴染みの若手俳優・本田礼生(ほんだれお)の20代4名。
今回は、これまでと大きく異なるメンバー編成で公演を行うTHE CONVOYのメンバーが一堂に会する『asiapan』の公開稽古に潜入した。多数の報道陣が詰めかける数時間前から、会場でハードな練習を行っていたメンバーたち。緊張した面持ちで稽古に挑む新旧10人のキャストの姿から、舞台にかける意気込みを感じずにはいられない。我々が目撃できたのは、わずか1時間足らずの稽古だったが、キレのあるタップから派手なアクロバティック・ダンス、さらには舞台冒頭で展開されると思しき、ゲストハウス「sweet home SAKURA」での会話劇など、熱のこもった演技を次々に披露してくれた。
作・構成・演出を手がけるTHE CONVOYの主宰者・今村ねずみ氏は、稽古終了後に次のようなコメントを寄せてくれた。
「若手4人との融合は刺激的。すごくフレッシュなのでTHE CONVOYを始めた頃のことを思い出します。今回の公演は今までにはないものになると思いますが、メンバー全員が主役と脇役をやるという面は貫きます。若手4人には、目一杯ショーを楽しんで欲しいです。今は稽古を通じてDNAを継承しているところ。一緒に舞台を駆け抜けて、コンボイになって欲しいです。」
(THE CONVOY / 今村ねずみ氏)
今回の公開稽古は、ダンスや演技などを断片的に披露する形となっており、具体的なストーリーや見どころなどは明かされなかった。これは「最初に公演の全貌を知るのは、実際に見に来たお客さんであって欲しい」との思いからなのだとか。そんな「THE CONVOY SHOW『asiapan』」は、2月25日(土)よりTBS 赤坂ACTシアターにてスタートする東京公演を皮切りに、全国5カ所で全13公演を行う予定。この機会に新たな姿に生まれ変わったTHE CONVOYを体感してみてはいかがだろうか。