ドラマチックアラスカ、1月21日地元神戸・太陽と虎から始まる新しいミニ・アルバム『ロックンロールドリーマーズ』のリリース・ツアーのタイトルは『ロッククライミングツアー』だそうです。「TEPPEN超えてやんよ 生きたい高く遠く」と歌う新作の1曲目「TEPPEN」にかけてこう決めたのだと推測されますが、ならばツアーに先駆けて本当にやってみませんか?「TEPPEN」とれるかトライしてみませんか? と、「メンバー4人でボルダリングに挑戦」という、そのまんまにもほどがある企画を提案してみたところ、なんと「やります!」とお返事が。
都営新宿線菊川駅徒歩2分のボルダリングジム「HEADROCK CLIMBING GYM」が全面協力。今回はジムを貸し切りにして、オーナー兼インストラクターの渡部さんがていねいに教えてくださいます。4人ははたして「TEPPEN」をつかみとることができるのか!?
(取材/文・兵庫慎司)
(PHOTO・横井明彦)
エントリー選手
ルール説明
そもそもボルダリングとは?という方のために、念のため。
[ボルダリングとは、フリークライミングの一種で最低限の道具[シューズとチョーク]で岩や石を登るスポーツ]
「ボルダリング」フリー百科事典 ウィキペディア日本語版より引用
2017年1月19日 (木) 16:05 UTC
https://ja.wikipedia.org/wiki/ボルダリング
まず、壁を登っていくコースは決められています。登る時は同じ色のホールド(注:手がかり、足がかりに使用するボルダリング用の道具)にテープで指示された順番どおりに手か足をかけて、だんだん上を目指していき、ゴールのホールドを両手でつかむことができたらゴール。
手だけが決められていて足はどこに置いてもいい「足自由」と、足も同じテープが貼ってあるホールドを踏んでいく「足限定」というルールの2種類があります。コースは8級から初段まで難易度が分かれています。
「HEADROCK CLIMBING GYM」には何面もの壁があるのですが、お客さんが飽きないように、年に3回ぐらいのペースでホールドを全部外してコースを作り直すとのこと、そのうちいちばん登りやすい白いホールドの8級のコースを、「足限定」で登るところからスタート……あの、これ、全然登れる気がしないんですけど……。
「そんなことないですよ、ほとんどの人が登れます。ただ、最初は楽しいからみなさんガンガン登るんですけど、1時間もするとだいたい遠い目になりますね(笑)」と渡部さん。
テープに「S」と書いてあるのが「スタート」のホールド。それを両手で持って、両足がマットから離れた時点でスタートになります。ゴールのあと、下りてくる時は、どのホールドを使ってもいいとのこと。
ボルダリング用のシューズは「ゆるいと登りづらいから、爪先がちょっと曲がるくらいのサイズがいいです」と渡部さん。そして、手にすべり止めの白い粉(通称「チョーク」)をたっぷりつけて、エントリーNo.1:サワヤナギマサタカ(Gt)が最初に登ります。
いざ、実践!
「はい、右手はそこ、左手はここで、右足はここ、左足はここからスタートです。じゃあ次は右手を斜め上のそのホールドに──」という渡部先生の指示に従って両手両足を動かしていくと、スルスル登れてあっさりゴール。みんな「おおっ!」と声を上げる。下りてきたサワヤナギさん、いかがでした?
でも簡単そうにスイスイ上がっていったように見えましたけど。
では次、ドラムのニシバタアツシ。いちばん身体が大きい分不利かも、と思うも、彼も難なくクリア。
ボーカル&ギター、ヒジカタナオトもあっさりクリア。ほんとにあっさりで、登りながらカメラを意識する余裕も見せる。かなり身が軽いとお見受けしました。
そして最後はベースのタケムラカズキ。速い! いちばん速い! 下りながら「すげえ、楽しい!」と口にする余裕も。下りてからも
私(ライター兵庫)もやってみました。正直、スポーツ関係はまったく自信がないのですが、意外とすんなり登れました。ただ、確かにゴールから下を見下ろすと怖い!
そして女子もチャレンジ、挑むはディスクガレージのドラマチックアラスカ担当デスク・小林さん……おお、笑顔でスルスル登っていく。難なくクリア。
次は、難易度が高いコースへ挑戦!