East Of Eden、自分たちの音を高らかに鳴らしたZepp Tour東京公演をレポート!追加公演は約2年ぶりとなるLINE CUBE SHIBUYA

ライブレポート | 2026.07.10 19:00

East Of Eden Zepp Tour 2026 〜 Rising 〜
2026年7月3日(金)Zepp DiverCity(TOKYO)

激動の2025年を経て、年明け早々から全国ツアー『East Of Eden Spring Tour 2026 〜 Growing 〜』を成功させ、大きく“Growing”したEast Of Eden(EOE)のZeppツアー『East Of Eden Zepp Tour 2026 〜 Rising 〜』の東京ファイナル公演が7月4日、Zepp DiverCity(TOKYO)で開催された。このツアーでは6月10日にリリースしたミニアルバム『Rising In Bloom』の収録曲を中心に、デビューから現在までの代表曲やライブならではの楽曲を交えた全18曲を披露。この日は、新曲「Ghost Sequence」が初のアニメ主題歌に決定したことが発表されるなど、8月9日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで行われる追加公演への期待が高まる内容となった。

神秘的なSEに合わせて響くクラップ。メンバーが登場すると会場は、大歓声で一気に沸いた。間髪入れずトリッキーな演奏が繰り広げられ、ライブは『Rising In Bloom』に収録の「Dawn of Astrantia」で幕を開けた。お立ち台に片足をかけて、拳を振り上げた湊あかね(Vo)。その熱くパワフルな歌声に、さらに熱気を増した会場。続いてメジャー1stミニアルバム『Forbidden Fruit -1st piece』から「花美」を繰り出す。「東京、準備できてるか!」と声を掛けると、軽快なビートに合わせて〈Go ahead!Go ahead!〉と会場が大合唱し、会場の熱気は冒頭からピークに達した。

観客の熱気による湯気が会場に立ちこめる中、「出て来た時から盛り上がりがすごい!」と、うれしそうな表情を見せた湊。最初のMCでは各自挨拶を交えながら個性を発揮した。金髪がトレードマークのMIZUKI(Dr)は「ぶちかま!」と、明るく元気にいつもの挨拶。「名古屋で“ときんときん”(尖ってること)という言葉を覚えた」とツアーを振り返ったMINA(Ba)は、「みんな“ときんときん”になれるか!」と早速実践。また、太もものチョーカー(アクセサリー)がずり落ちるくらいツアーで痩せたと、いかに激しいライブ続きだったかを感じさせるエピソードも披露した。また、Yuki(Gt)は子育ての大変さに触れつつ、「オラに元気を分けてくれ!」と言って、大歓声を浴びてパワーを注入。そしてAyasa(Vn)は「今日がファイナルという意気込みで燃え尽きたい!」とコメントし、会場も大歓声でそれに同意した。最後に「いつもはこんな熱いことは言わないけど、今日は言わせてください」と湊。どんな言葉が飛び出すのか期待感が高まる中、「みんな最高です!」とコメントし、「え?わりと普通じゃん!全然熱くないじゃん!」とメンバーからつっこまれてひと笑い起きる場面も。海外からも評価されるほどの演奏スキルと圧倒的な存在感を放ちながら、トークでは非常に親しみやすく和やかな雰囲気を醸し出す、オンとオフのギャップもまたEOEの大きな魅力だ。

キャッチーなサビメロで始まる、BS-TBSドラマ『御社の乱れ正します!2』主題歌「Our Fate」では、メンバーがステージ上段に並んで演奏し、観客も一緒に口ずさみながら軽快なビートに体を揺らした。また、切ないバイオリンと熱いボーカルで始まった「Unapologetic Freedom」では、Ayasaと湊が背中合わせに立ってピンスポットを浴びる姿が実に美しい。壮大なコーラスも聴きどころの「Red Line」では、刺激的なレーザーが会場を照らし、タイトなビートに合わせて歌声を畳みかけ会場を熱くした。

『Rising In Bloom』収録曲「Checkmate」の前には、作詞を担当したAyasaが歌詞を解説。「ボーカルのあかねさんがチェス(白黒)のプレイヤーで、メンバーを引き連れて勝利に向かう」というストーリーとのことで、メンバーをモチーフに色をイメージしたと言う。歌詞に出てくる水(青)はYuki、陽(黄)はMIZUKI、草木(緑)はMINA、そして最後の花(紫)はAyasaとのこと。スケールが大きくスリリングさもありながら、サビは爽快でメロディアスさも感じさせる同曲。各楽器のソロパートではAyasaが語った通り、メンバーをイメージしたカラーのライトがそれぞれを照らす演出も見どころとなった。

アッパーはもちろんだが、ミディアムやバラードでもバンドとしての真価を更に発揮する。ミディアムの「Don't Look Back」では、スタンドマイクに手を掛けながら、どこか陰鬱な雰囲気でボーカルを聴かせた湊。その中にもエモーショナルさを携え、静かに燃えるような雰囲気だ。またドラマ『AKIBA LOST』主題歌として話題を集めたバラード曲「The weight of choice」では、高層ビル群が立ち並ぶ都会に夜明けが訪れるような雰囲気が広がる。分厚いサウンドと、ハイトーンを駆使したエモーショナルな叫びのようなボーカルが会場を包み、絶望の中に一筋の光を見いだすような雰囲気が心をつかんだ。

恒例の楽器陣によるインストナンバーでは、世界をも席巻する演奏スキルで会場を魅了した。変拍子を交えながらパワフルにビートを刻むMIZUKI。まるでダンスするように華麗に身を揺らしながら、スラッピングなど多彩な技法で重低音を繰り出すMINA。バイオリンというクラシカルな楽器の概念を覆す、アイデア満載のメロディーと演奏でバンドに色を与えるAyasaのバイオリン。ギターのYukiはタッピングや速弾きを用いながら多彩なルーツを感じさせるメロディーを奏でる、その勢いのまま「鈍色のラビリンス」へと突入し、高速演奏と熱い歌声で会場を圧倒した。

その後、湊の扇子を使ったパフォーマンスも見どころの「Darkside Lotus」では、耳に残る和風のメロディーラインで観客の心をわしづかむ。メンバー全員が後ろむきで拳をかかげたシルエットで始まった「Shooting Star」では、「東京、頭振る準備できてるか!」と声を掛け、ギターソロに合わせて全員でヘドバン。アップチューンの「IKIZAMA」では、湊がメンバーの肩に手を掛けるなどに寄り添って歌う姿も印象的。「叫べ!」の声に、会場には〈オーオーオーオー〉という大合唱が何度も響き渡った。そして本編ラストには「Breaker」を披露。MINAが頭の後ろでベースを弾くパフォーマンスで魅せ、観客は拳を振り上げながら声を枯らして体を揺らす。ステージを圧倒する観客の熱気、それをねじ伏せようとするメンバーの気迫。熱量と熱量のぶつかり合いによって、会場の熱気は爆発せんばかりまで膨れ上がった。

クラップと「EOE」コールに促されて始まったアンコールでは、「Doesn't Matter」と「Evolve」を披露した。Yukiのメランコリックなリフで始まる、EOEには珍しいストレートなロックチューン「Doesn't Matter」では、メンバーが縦横無尽に動き回りながら演奏し、湊がMINAの長い髪を愛でるように触るシーンも印象的。サビでは振り付けを会場と合わせて楽曲を楽しんだ。「ぶちあがるぞ!行けるか!」と声を掛けて始まった「Evolve」では、壮大なバイオリンで始まり、疾走感あふれる展開へと駆け出す。会場に響くクラップに湊は「もっと行けるだろ!」と煽り、拳を振り上げ掛け声をかけて会場が一体になった。各パートのソロでも聴かせ、最後まで見どころいっぱいのステージになった。

この日は、Ayasaのエセ関西弁「あんたらわかってはりますのん?知らんけど」が披露されたほか、普段自分を語らないYukiを深掘りし、高校生の時にポルノグラフィティのファンクラブに入っていたことも明かされた。さらに、毎回のメンバーへのムチャブリで、メンバーから「笑顔で人を刺すタイプ」と評されるMINAに、湊が観客の加勢を受けて、ついに一矢報いた場面も。今後のライブでは、圧倒的なパフォーマンスとは異なる、メンバーのどんな新たな一面が明かされて行くかにも注目だ。

また、新曲「Ghost Sequence」が10月に放送スタートするTVアニメ『とある暗部の少女共棲』オープニング主題歌に決定したこと、もう一つの新曲「ONE WAY」が同じ“とある”シリーズの最新遊戯機の収録曲に選ばれたことも発表。「アニソン歌手になりたいと言ってた夢が叶いました!」と言って、ハイタッチして喜び合ったメンバー。「『とある暗部の少女共棲』は女の子たちが主人公なので、女性バンドである私たちだからこそ作品に寄り添った楽曲が奏でられたらいいなと思い準備したので、楽しみにしていただけたら!」と楽曲についてコメントした。

8月9日には、東京・LINE CUBE SHIBUYAで追加公演が控える。「8月のLINE CUBEで私たちと楽しき夏を過ごしていただき、9月26日のファンクラブイベントで夏を締められたら」。この夏、EOEの勢いが止まらない!

SET LIST

01. Dawn of Astrantia
02. 花美
03. Our Fate
04. Unapologetic Freedom
05. Red Line
06. Checkmate
07. Don't Look Back
08. The weight of choice
09. 残された果実
10. Inst
11. 鈍色のラビリンス
12. Telepathic
13. Darkside Lotus
14. Shooting Star
15. IKIZAMA
16. Breaker

ENCORE
17. Doesn't Matter
18. Evolve

  • DI:GA ONLINE 10周年

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